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鍵を開けてガチャリ、とドアノブを回すと強い風が吹き込んでくる。
思わず押し戻されそうになるが、精一杯押し返し、扉を開ける。
薄暗い階段から屋上へ入ると、光が射してくる。
眩しい・・・
貴女『・・・!』
目の前に広がるのは、雲一つ無い青空。快晴だ。
そのままフェンスに近づく。
私の身長は、四捨五入すれば140cmなのですが・・・
此処の屋上に設置されているフェンスは、それを優に越える高さだ。
下を見てみると、昼休みという事も相まって校庭では多くの生徒が遊んでいた。
その時
ふと、思った。
【そう言えばこの世界で死んだらどうなるのだろうか?】
三次元でなく、二次元である。
他でもない、この”黒子のバスケ”と言う名の世界で。
天国?地獄?将又、輪廻転生か?
それとも、私の様に転生トリップ?
思考がぐるぐると回る。
・・・・・まぁ、私みたいな凡庸が世界の真理について考えた所で分かるわけ無いんですけどね。(開き直り)
折角の機会。
屋上から色々と観察してみようかな、なんて思い、フェンスに手をかける。
その刹那、右腕を引っ張られる。
貴女『!?
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・・・・・高尾君?』
私の後ろには焦ったような、怯えたような表情の高尾君がいた。
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匿名希望 - 続編のパスワードを教えていただいくことは可能でしょうか。 (4月16日 16時) (レス) id: eabc278b73 (このIDを非表示/違反報告)
Cーちゃん(プロフ) - 続編が気になるのですがパスワードを教えていただきまさんか。 (10月10日 16時) (レス) id: 43bdb2981e (このIDを非表示/違反報告)
Cーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 (10月10日 16時) (レス) id: 43bdb2981e (このIDを非表示/違反報告)
理菜(プロフ) - 続編のパスワードを教えていただけませんか? (8月11日 15時) (レス) id: e915ea8413 (このIDを非表示/違反報告)
kikuti0914sora(プロフ) - 続編のパスワードを教えてもらうことわ可能でしょうか (2023年4月22日 17時) (レス) id: 0949eefd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸 椿 | 作成日時:2019年6月17日 20時