続 ページ5
ケイトたちは、マッドのせいじゃないとキッパリと言い切り、完全に無意識の状態で「力を貸せ」と命令したリドルとレオナも、「あの時はお互い正気じゃなかった」と特に気にしていない……どころか、巻き込んでしまって申し訳ないと謝られたほどだ。
リリアもオバブロについて説明し、マッドが魔力を与えようが与えまいが、彼らはオーバーブロッドをしていたとフォローした。だが、それでマッドの気が晴れるかと言われれば、答えは否だ。
「……それに、あの映像も、誰も見ていなかった」
映像とは、リドルとレオナの胸の内と過去のことだ。
「(慰めが欲しかったのか？……いや、それならもっと適切な人がいるはず)」
軽く過去に触れたからかと考えたが、それも違うとマッドは首を横に振った。
「(なら、レオナはともかく、リドルの幼なじみであるトレイとチェーニャも見ているはずだ。なのに見ていないのは、おかしい。それに、この映像は、リドルとレオナが意図して見せたものでは無い……おかしい、どういう事だ)」
考えても埒が明かないと思ったのだろう。マッドは体を起こすと、机に近づいて、その上に紙を1枚置いた。そして椅子に座ることはせずに、紙にペンを走らせる。
オーバーブロッドの後押しを防ぐために
�� 感情をコントロールできるようになる
→ 本や映画などで泣かない、笑わないようにする。精神統一
�� 魔力を貯めすぎない
→ 1日に最低でも10回、何かしらの魔法を使う
例 召喚、瞬間移動、浮遊魔法、早着替え、洗浄魔法、自立清掃など
�� あまり人と関わらないようにする
マッドはそこまで書くと手を止め、��に書かれた文に横線を3本引き、消す。
「流石に、これはダメだ。怪しまれてしまうし、私自身が嫌だ」
そして、代わりに、マレウスやリリアに稽古をつけてもらうと書き足した。
「……これくらい、か」
マッドは感じていた。恐らく、この先もまた、同じことが起こると。自分は、それを避けなければならないと。
「マッドちゃん、いる？」
部屋の扉ををノックされ、マッドはハッとすると、紙を裏に向けて引き出しにしまい、「いるよ」と返事をした。
「あー、良かった。ちょっといいかな？リドルくん、キレちゃって」
「何かあったのかい？」
扉を開けてマッドが訊くと、ケイトはゲンナリとしながら答える。
「とりあえず、下おいで」
マッドはケイトの後に続き、ハーツラビュの玄関まで来た。そして、大爆笑する。
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ヴィンセント - ハァァ好きです///もう本当にありがとうございます…続き楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (7月27日 0時) (
レス) @page11 id: a3d5b84e3e (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - ゆいとさん» ありがとうございます！更新頑張っていきます！！ (2022年7月1日 13時) (レス) id: 79bc4f71f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいと - すごく面白いです、更新待ってます！！ (2022年7月1日 7時) (レス) id: 6983d85a32 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - JUDEMENT*さん» ありがとうございます！気分が乗っちゃって、テスト前なのに調子ぶっこきました((( これからも、頑張っていきます！ (2022年6月29日 6時) (レス) id: 79bc4f71f2 (このIDを非表示/違反報告)
JUDEMENT*(プロフ) - 作品の更新が早すぎたろうでスゴい、俺には無理なヤツ、これからも頑張ってください！！ (2022年6月29日 1時) (レス) @page7 id: 2cb4b4beb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Qoo01411/
作成日時：2022年6月28日 17時
