孤独ロンリー！ ページ4
転移魔法を使い、マッドは自室に戻る。寮部屋は4人部屋で4人だと狭いが間取りはなかなか広くなっている。
マッド以外の3人はイソギンチャクでも生やされたか、いつもならいるはずの時間帯にはいない。その事実に、マッドは表情を暗くした。
いつもなら賑やかな部屋なのに、3人が以内だけで寂しさが押し寄せ、さらには孤独も感じる。普段、そんな感情を抱かないマッドは、参ったと言うように息をついて。
「相当、堪えてるな……」
車椅子から降りて、ベッドに大の字に寝転がり、右腕で目を隠す。
思い出される、リリアの言葉。そして広がる、リドルとレオナの過去の映像。
「……私が、彼らを、死の寸前まで追いやってしまった」
意識が途切れて記憶のなかったマッドは、リリアの言葉を聞き、戸惑ったのだ。
時は遡り、レオナのオバブロ後。
「マッド！！」
「うおっ、リリア。どうしたんだい？」
「どうしたんだい？じゃないだろう！なんなんだ、さっきのは！？」
「さっきの？」
首を傾げるマッドに、リリアは説明する。
「レオナがユニーク魔法を使った時に、お主の魔力が高まった……かと思いきや、レオナに「力を貸せ」と命令され、「仰せのままに」と呟いて自身の魔力を全てレオナに渡したでは無いか！」
「……はあ？」
「お主には感じんかったか？あの邪悪なエネルギーを。オーバーブロッドしかけていたレオナが、お主の渡した魔力を引き金とし、完全に堕ちてしまった」
訳の分からないと言った顔をするマッドに説明を続けるリリア。だが、マッドはそれよりもレオナに伝えたいことがあったため、その話をスルーしたのだが、マジフトも終わり、一件落着したときに、己のしでかした重大さに気づいた。
「……魔法の分け合いは、通常、無意識下では出来ないはず」
マッドはマジフト大会が終わると、ユウとエーデュースとグリム、そしてケイトに話を聞いたのだ。すると、5人は口を揃えてこう言った。
「マッドの魔力が高まった時、リドルとレオナがマッドを見て「力を貸せ」と言った瞬間、マッドの魔力がリドルとレオナに移り、眠るようにマッドは気絶した。そしてその後直ぐに、2人はオーバーブロッドした」
と。マッドは信じられなかった。オーバーブロッドが起きたことは、魔法史の中で何度かあったが、オーバーブロッドを後押しするなど、聞いたことがなかったからだ。これには、リリアも戸惑っていた。
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ヴィンセント - ハァァ好きです///もう本当にありがとうございます…続き楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (7月27日 0時) (
レス) @page11 id: a3d5b84e3e (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - ゆいとさん» ありがとうございます！更新頑張っていきます！！ (2022年7月1日 13時) (レス) id: 79bc4f71f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいと - すごく面白いです、更新待ってます！！ (2022年7月1日 7時) (レス) id: 6983d85a32 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - JUDEMENT*さん» ありがとうございます！気分が乗っちゃって、テスト前なのに調子ぶっこきました((( これからも、頑張っていきます！ (2022年6月29日 6時) (レス) id: 79bc4f71f2 (このIDを非表示/違反報告)
JUDEMENT*(プロフ) - 作品の更新が早すぎたろうでスゴい、俺には無理なヤツ、これからも頑張ってください！！ (2022年6月29日 1時) (レス) @page7 id: 2cb4b4beb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Qoo01411/
作成日時：2022年6月28日 17時
