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no side
この世界には、大きく5つの種類の魔法がある。
火、水、風、光、木。
人間は生まれると自然にどれか一つの魔法を身に付けている。
最初はまだ少ない魔力しか宿っていない為、小さな魔法しか使うことはできない。
だが、歳を重ねるごとに使えるものも増え、力も増す。
小さな力は、大きな力に。
続きは、文字が消えて読むことが出来ない。
em「ロウさんは、この神話の中の人物、なのではないでしょうか。」
まぁ、根拠なんてどこにもないですけどね、と彼は笑った。
手に持った本を丁寧に棚に戻し、いとおしそうにそっと指で背表紙を撫でる。
em「色んな場所に行き、色んな本を読み、色んな話を聞きました。しかし、今回のようなことは初めてだったのです。」
心底不思議そうにロウを見つめるエーミールの瞳からは、エーミールの知識欲が感じられた。
『…なんだか、懐かしいような、気がします。』
ふと、静かに聞いていたロウが口を開く。
エーミールが仕舞った本を見つめ、目を細めている。
『…けど、知りたい、とか聞きたい、とかは思い、ません。』
自分でも何を言っているのかがわからない、と言ったようにうつむいて静かに首を振る。
em「…これから、たくさん貴方のことを調べて、皆さんに伝えていきます。その中には貴方が聞きたくない内容も……っ！え！？ちょっ！」
申し訳なさそうに眉を下げていたエーミールの表情が一変する。
視線の先には、ポロポロと透明な水を頬に伝わせるロウ。
『ごめっ…なさいっ…！っなんか急に…！』
ごしごしと両手で目を擦るロウにエーミールは困ったように笑いかける。
em「いいえ、私の方こそすみません。もうこの話はやめましょうか。」
エーミールは、ロウの肩を抱き、ゆっくりと部屋から出ていく。
何故泣いたのか、何故この話題を拒絶するのか。
理由は誰も知らぬまま。
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更新遅くなってごめんなさい！正月休みで脳がとろけてました…。
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ブラウン(プロフ) - 雨天時さん» コメントありがとうございます！若干スランプで更新頻度遅いですが、頑張ります！！ (2021年3月23日 21時) (
レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
雨天時 - え、待って神作じゃないっすか (2021年3月22日 22時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - らいらいさん» コメントありがとうございます！！私も更新がんばるんるんです。 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - えっ…好き。続きが気になりまくるんるんです！更新楽しみにしてます！でも体調にはおきおつけて、 (2021年3月9日 19時) (レス) id: f6115359b4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - まんぼーごりらさん» 嬉しいです！更新頑張るどー！！ (2020年12月23日 15時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
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