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zm side
トントンに「ナイフの基礎を教えろ」と指名され、渋々訓練室で待機していた。
正直言ってあんなやつに教えたくはない。
いつの間にかコネシマもなつき、もう慣れていないのは俺だけになった。
どんな状況になってもなれ合うつもりは無いし、なれ合いたくもない。
そんな時、この部屋に新しい気配が入ってきた。
ちら、と目だけ動かして見るとあのガキの姿が確認できる。
仕方なく気配を消してそいつに近づくと、なぜかすごく驚かれた。
が、早く終わらせたかったのでそいつの腕をつかんで部下達がいない場所へ向かう。
こんな動きが鈍いやつがいたら、絶対訓練の邪魔になる。
そして、ナイフの基礎を教えて三時間。
驚くことに、こいつは覚えるのが早い。
やれと言ったら一発でして見せるし、それ以上のこともして見せる。
心の中ではわかっている。
「こいつは信じてもいい存在だ」
だけど、認めたくない自分が勝っている。
ぐるぐると渦巻く心の中。
思わず強い言葉を吐いてしまう。
いつもより早い足取りで歩き、イフリートのもとへ向かおうと足を進める。
が、後ろからついてきた気配がそれを許さない。
zm「…なんでついてくるんや…」
そこにはなぜかあいつの姿が。
見られていることに気がついたのか、手を振りながら近づいてくる。
『あ、ゾムさーん！僕どこに行けばいいのかわからないんですけど。』
すみません、と謝りながら申し訳なさそうな顔をする。
zm「…別に、トントンのとこでも報告しに行ったらええんやない。」
そう言うとわかりました、と言って去って行ったので再びイフリートのもとへ。
イフリートはひとらんが作った小屋の中に居たので扉を開け、一緒に裏庭に向かった。
木陰で寝転ぶと隣にイフリートが寝転んだので、イフリートを枕にする。
zm「…俺ももうちょい素直にならんとなぁ。」
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ブラウン(プロフ) - 雨天時さん» コメントありがとうございます！若干スランプで更新頻度遅いですが、頑張ります！！ (2021年3月23日 21時) (
レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
雨天時 - え、待って神作じゃないっすか (2021年3月22日 22時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - らいらいさん» コメントありがとうございます！！私も更新がんばるんるんです。 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - えっ…好き。続きが気になりまくるんるんです！更新楽しみにしてます！でも体調にはおきおつけて、 (2021年3月9日 19時) (レス) id: f6115359b4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - まんぼーごりらさん» 嬉しいです！更新頑張るどー！！ (2020年12月23日 15時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
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