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gr side
gr「あぁ〜…！疲れたんじゃ〜！」
固くなった体を数時間ぶりに動かすと、バキボキと音が鳴る。疲れた時には…、と脳裏に甘味が浮かんだが、鋭いトントンの目線が恐ろしかったので必死に頭を振って甘味を消す。
ショートケーキ。ああでもマカロンもええなぁ。
それでも消えない甘味を頭の中で大人しく楽しんでいると、トントンが哀れみの目を俺に向けた。
tn「グル氏、なんしてんの？まだ書類は山のようにあんねんから、さっさと手ぇ動かさんかい。」
トントンの言う通り、山のようにある書類は、俺が書類整理を初めてから一行に減る気配はない。
と、その時ふいにノックの音が規則正しく2回鳴った。
os「オスマンめう。」
書類に追われている俺が、今一番待ちわびていた人物だ。
彼がここに来るということは、きっと紅茶や、甘味も一緒だろう。今日は一体どんな甘味だろうか。どんな紅茶だろうか。
gr「嗚呼、入れ。」
期待に胸を膨らませながら、了承の意を込めた返事を返す。
そして、部屋に足を踏み入れたのは、オスマンと紅茶……ではなく、12,13辺りであろう歳の少年だった。
一緒にいるのがオスマンだったため、あまり警戒しいないが、それでも一般兵が後ずさりするぐらいの殺気をトントンが少年に向かって垂れ流していた。
いつもなら隠すのだが、書類を前にしたトントンは本性を現し、鬼と化すのだ。
gr「…誰だ？そいつは。」
いい加減説明をしないかと、オスマンを睨みながら圧をかける。
os「この子な、前ゾムとコネシマが連れて帰ってきた子やねん。色々訳ありらしくてな、ちょっと軍置いといてもええ？」
俺の圧など気にならない様子のオスマンが、相変わらずのにこやかな顔でさも「なんでもない」とでも言うように語る。
tn「いや、まだなんもわからんからうんともすんとも言えへんよ。」
俺の後ろで構えていたトントンが切れやかなツッコミをかます。
os「ま、とりあえず座って話そうや。」
固まっていた少年に手招きし、机に置いてあった書類を内容関係なくバサバサと落としていく。
tn「ちょっ！おまっ…！あぁ……俺の徹夜２日分やのにぃ……」
がっくりと肩を落とすトントンを心配そうに見つめる少年。
os「寝ないのが悪いめぅ。」
ふんっ、とでも言いそうな鼻息を鳴らし、ドカッと椅子に座るオスマンに、まぁそうだよなぁ、と一人で納得する。
俺は昨日はたっぷり8時間睡眠だがな！！
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ブラウン(プロフ) - 雨天時さん» コメントありがとうございます！若干スランプで更新頻度遅いですが、頑張ります！！ (2021年3月23日 21時) (
レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
雨天時 - え、待って神作じゃないっすか (2021年3月22日 22時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - らいらいさん» コメントありがとうございます！！私も更新がんばるんるんです。 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - えっ…好き。続きが気になりまくるんるんです！更新楽しみにしてます！でも体調にはおきおつけて、 (2021年3月9日 19時) (レス) id: f6115359b4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - まんぼーごりらさん» 嬉しいです！更新頑張るどー！！ (2020年12月23日 15時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
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