EPISODE #37 ページ40
《とーこ様 リクエスト》 看病
【Aside】
私は朝に強い。
朝早くに起きて、不死川さんが任務から戻って来る前に湯浴みと朝食の準備を済ませるのが日課だから。
でも今日は少し起きれる気がしない。
頭痛が激しくて、だるくて、体が重い。
『あぁーー。』
布団から出たくない。たが不死川さんが任務から疲れて帰ってるのに何もしないわけにもいかない。
鉛を付けられたかのように重たい体を無理やり起こして、
『……頭いたい。』
包丁を持っているというのに、目の前がぼやけている。
トン、トン、トン、といつもより一段と遅い
材料を切っていく音が響く。
料理をしながら浴槽にお湯を張って、としていることは変わらないのに体力が奪われていく。
『あ…もうすぐで不死川さん帰ってくる頃だ…。』
玄関へと続いている長い廊下を歩いている時だった。
ついに限界。
『…あぅ……、』
グラッと一番大きな目眩がしたかと思えば足に力が入らなくなって、壁をズルズルと伝ってそのまま床に伏せる。
キツい、どうしよ。動けない。
頭が割れそうだ…。
____
【不死川side】
不死川「おい、こっち終わったぞォ!」
「は、はい!こっちもなんとか終わりましたっ!!」
一人で出来るような任務なのに大勢で手こずりやがって…。
「か、風柱様!この近くの藤の家がありますけど…」
不死川「帰る。」
「でも、結構離れたところまで来ましたし…
つ、疲れていませんか…??」
不死川「帰るっつてんだろォ。お前らと一緒にすんなァ。」
「そ、そうですよね!!ではお気をつけて!!」
・
前までは藤の家で休むことが多かったが今となっては屋敷の方が心地いいので任務が終わればすぐに帰るようにしている。
今日の晩飯は何なのだろうかと考えながら夜咲の待つ風柱邸へと帰る。
・
辿り着いた頃には朝日が登り始めていて明るい陽の光が差し込む。
そしてここで違和感。
いつものように玄関の外まで夜咲が出迎えにこない。
珍しく寝坊でもしたのか。
そんなことを考えながら扉を開け、
玄関から中に続く廊下に目をやり、サッと血の気が引いた。
ぐでん、と力なく横たわっている。
不死川「…夜咲ッ!!」
履いていた草履も脱がずに夜咲の元へと駆け寄る。
____
更新すごく遅れましたごめんなさい(汗)
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こんぺいとー。(プロフ) - 蒼井とーるさん» とーるさん初めまして!コメントありがとうございます!可愛い不死川さんを提供できてよかったです( *˙˙*)続きも楽しんでください!! (2020年8月14日 16時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる - はじめまして!蒼井とーるです。とても楽しく読ませていただいてます!不死川さんが可愛い…(´・ω・`) (2020年8月14日 12時) (レス) id: 34a45304c1 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - しおりさん» しおりさんお久しぶりです!!今回も読んでくださりありがとうございます(*´-`*)更新頑張ります! (2020年5月2日 10時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
しおり - お久しぶりです!!やっぱりこんぺいとー。さんがつくっている作品は面白いですね!!これからもがんばってください!!! (2020年5月2日 7時) (レス) id: 46ffa7468c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - のんきち。さん» あああぁぁ!嬉しいです!!ありがとうございます!更新頑張ります!! (2020年4月9日 9時) (レス) id: b53fca9749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2020年2月14日 19時