EPISODE #13 ページ14
【不死川side】
脱衣所に近づくにつれていつもの石鹸の香りが鼻腔をくすぐる。
不死川「おい。ここに着替え置いとくぞォ。」
………。
返事がない。
わざとかと思ったが、昨日の礼儀の正しさからして無視したりはしないだろう。
不死川「…おい。夜咲ィ。」
……。
やはり返事はない。
不死川「ッまさか…!」
一応、「開けるぞォ!」と一言言って脱衣所と浴室の間を塞いでいた扉を開ける。
そこには夜咲の姿がなかった。
いや、正しくは水面に浮かぶ髪だけがそこにあった。
不死川「ばかやろッ!!!」
考えるより先に体が動いた。
隊服の袖もそのままで浴槽に腕を突っ込む。
夜咲の脇に腕を通し、ザバァっと勢いよく引き上げる。
不死川「…雛鶴さん!!! ちょっと来てくれェ!
宇髄はいい!!」
そう叫べば雛鶴さんがすぐに来てくれた。
雛鶴「不死川さんどうされま…」
不死川「このバカ、風呂ン中で溺死しようとしてたァ!」
雛鶴は一瞬驚いた顔をしたがすぐに
雛鶴「わかりました。蘇生法はわかるのでご安心を。
不死川さんは天元様の所へ。」
不死川「すまねェ。頼んだ。」
流石は元くノ一の宇髄の嫁だ。
・
宇髄「おい、何事だぁ?」
不死川「…死のうとしてたァ。」
宇髄「はぁ?!」
風呂ン中で!?とおはぎを食べながら言う宇髄。
おい、それ俺のおはぎだろォ。
宇髄「まぁ、雛鶴は派手に優秀だ。すぐ意識戻すだろ。」
不死川「あァ。」
宇髄「これからどーすんの?」
宇髄の言う通りだ。
これからどうしたらいいのか。
夜咲の行きたいところに行かせてもいいが、どこに行くのかが問題だ。
精神的にも危うい状態なのが気になる。
宇髄「不死川がそんなに悩むとか派手に珍しいな。」
そんな宇髄の言葉は俺の耳には入ってきてなかった。
_______
カメ更新申し訳ないですm(__)m
どうでもいいけど、作者は宇髄さん大好きです。
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こんぺいとー。(プロフ) - 蒼井とーるさん» とーるさん初めまして!コメントありがとうございます!可愛い不死川さんを提供できてよかったです( *˙˙*)続きも楽しんでください!! (2020年8月14日 16時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる - はじめまして!蒼井とーるです。とても楽しく読ませていただいてます!不死川さんが可愛い…(´・ω・`) (2020年8月14日 12時) (レス) id: 34a45304c1 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - しおりさん» しおりさんお久しぶりです!!今回も読んでくださりありがとうございます(*´-`*)更新頑張ります! (2020年5月2日 10時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
しおり - お久しぶりです!!やっぱりこんぺいとー。さんがつくっている作品は面白いですね!!これからもがんばってください!!! (2020年5月2日 7時) (レス) id: 46ffa7468c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - のんきち。さん» あああぁぁ!嬉しいです!!ありがとうございます!更新頑張ります!! (2020年4月9日 9時) (レス) id: b53fca9749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2020年2月14日 19時