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【Aside】


てとてと と煉獄さんの傍に行く。



煉獄さんが体操座りの間をわるように足を少し開いたので、その間にちょこんと座る。



すると、すぐに後ろから煉獄さんの腕がまわってきた。



恋愛的に好きではない。しかし、さすがに成人男性に抱きしめられるとなると緊張してしまう。



甘露寺「Aちゃん顔真っ赤!可愛いわぁ!」




煉獄「よも、雪那少女は小柄だな!実に可愛らしい!」




煉獄さんの腕がキュッと少し強くなる。




宇髄「はーい、次ー。早く王様命令出しちゃって〜。」




実弥「なんだァ?嫉妬か、宇髄。」




宇髄「うるせーよ。」




伊之助「俺! 王は俺だ! そこにある衣のついたアレ! 俺様に全部よこしやがれ!!」



全く番号の関係ない命令で思わず笑ってしまう。



伊之助が天ぷらを全部確保したところで私は煉獄さんの腕から開放される。




カナヲ「私、王様…。11番と2番がキス…。」



胡蝶「あらあら、カナヲったら大胆ね。」



善逸「11番俺!!! 2番誰!? 女の子!?女の子がいい!」



ギャーギャー騒ぐ善逸君を横目に、自分の番号を見てみると5番だった。




宇髄「俺だ!2番!」




「ブフッ」とその場にいた全員が吹き出した。




善逸「は?嘘すぎじゃない?俺のファーストキス男なの?やだやだやだ。しかも筋肉ダルマじゃん!!」



宇髄「誰が筋肉ダルマだ!覚悟しろ!善逸!」



宇髄さんがグワシと善逸の頭を固定する。




善逸「やだやだやだやだ…!」




善逸と宇髄の顔が近づいていくのを見て、また心が痛い。


(え?いやいや、相手は男の子だよ。なに嫉妬しちゃってんの。)


ないない。と思うが、実際は違う。
いくら男の子でも、善逸君でも宇髄さんの唇は私専用だ。

1回、そう思ってしまうと脳はもう言うことを聞かない。



気づいたら、宇髄さんの服の裾を掴んでた。



宇髄さんと善逸君の顔がスレスレで止まる。



『宇髄さんの、き、キスは私だけのものですっ!』




顔を真っ赤にさせてそう言えば しん…とその場が静まりかえる。



(あ、やっちゃった…。)




『…ご、ごめんなさい。なんでもな……んむっ』



一瞬何が起きたか分からなかった。
宇髄さんの服の裾を外して、自分の席に戻ろうとしたらグイッと腕を引っ張られた。



そして、目の前には宇髄さんの整った顔。




宇髄「ド派手に可愛いこと言ってくれるじゃねーか♡」




「おー!」や「きゃあー!」などの黄色い歓声が飛び交う。



やっぱり宇髄さんには敵いませんでした。

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ねあ - 神 (2021年12月3日 20時) (レス) @page50 id: 614308e5b4 (このIDを非表示/違反報告)
人のようなナニカ - ああぁぁぁ最高でした!!すごく面白かったし、めっちゃ泣いたしで…素敵な作品に会えてめちゃくちゃ幸せです!!!本当に本当にありがとうございました!! (2021年12月1日 19時) (レス) @page50 id: 4b8facd16d (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - fruitさん» ありがとうございます!! (2021年9月13日 0時) (レス) id: c1a765941b (このIDを非表示/違反報告)
fruit - 面白かったです! (2021年8月30日 17時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - かりりさん» 良かったです(*´˘`*) (2021年2月26日 0時) (レス) id: c1a765941b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年12月29日 1時

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