【ダイエット】まつした。様 リクエスト ページ33
【Aside】
『……。』
何をしてるかって?…体重計とにらめっこです。
『…ふ、増えてる…。』
明らかにそこには前回測った時より3kgほどプラスされた数字が並んでいる。
お正月はあまり食べすぎないようにと心がけていたがあまりのご馳走についつい食べすぎてしまった。
(お腹周と頬にも少しお肉がついたような…。)
やばいやばいと焦りだす。そしてそれと同時にダイエットをしようと決めたのであった。
・
宇髄「A?今日何でそんなに飯の量すくねぇんだ? どっか調子でも悪ぃのか?」
『い、いえ。そんなことないですよ!ちゃんと食べてます!』
ご飯も極力減らす。
宇髄「A、おいで。」
『わ、私先にお風呂入ってきますね!』
宇髄「…は、」
宇髄さんにもひっつかないようにする。もし抱きついたりされたらバレてしまう。
・
そんな感じで過ごし続けて数日が経った。
(だいぶ戻った…? もう少しか…。)
お風呂上がりの体重測定も日課になりつつあった。
『宇髄さーん。お風呂いいですよー?』
髪の毛をわしゃわしゃとタオルで拭きながらリビングへと入る。
しかし、リビングに入った瞬間、目の前にいるのは仁王立ちした宇髄さん。
『宇髄さん?』
思わず動かしていた手を止めて下から宇髄さんを見上げる。
宇髄「ちょっと話がある。」
『え、』
そう言って宇髄さんは軽々と私を抱き上げた。
そしてそのまま寝室に入り、私をベットに転がすと両手を布団に縫い付けるようにして宇髄さんが私の上を跨ぐ。
宇髄「…最近俺を避けてるのは?」
『え、さ、避けてなんかないですよ。』
宇髄「嘘。抱きついたりさせてくれなくなったじゃねぇか。」
『そ、それは…』
宇髄「俺の事嫌いになったとか」
『違います!宇髄さんのことは大好きです!』
宇髄「じゃあなんで。」
『……………太ったから…。』
宇髄「…は?」
『だ、だから、太ったんです!私!
それがバレたくなくてくっつかなかったんです!』
言いたくなかったが宇髄さんの圧に負けてしまった。
すると、宇髄さんがぎゅうと抱きしめてきた。
宇髄「はぁー。よかった。嫌われたかと思ったわ。
…Aはこれくらいが丁度いい。だってお前痩せすぎだったし。むしろもうちょい増えてもいい。」
『…ホントですか…?』
宇髄「ホント。」
その言葉を聞いた瞬間に安心した。
・
それから宇髄さんは私がダイエットすると言っても止めてくるようになりました。
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ねあ - 神 (2021年12月3日 20時) (レス) @page50 id: 614308e5b4 (このIDを非表示/違反報告)
人のようなナニカ - ああぁぁぁ最高でした!!すごく面白かったし、めっちゃ泣いたしで…素敵な作品に会えてめちゃくちゃ幸せです!!!本当に本当にありがとうございました!! (2021年12月1日 19時) (レス) @page50 id: 4b8facd16d (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - fruitさん» ありがとうございます!! (2021年9月13日 0時) (レス) id: c1a765941b (このIDを非表示/違反報告)
fruit - 面白かったです! (2021年8月30日 17時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - かりりさん» 良かったです(*´˘`*) (2021年2月26日 0時) (レス) id: c1a765941b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年12月29日 1時