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EPISODE 97 ページ3

【炭治郎side】




妓夫太郎「お前も鬼になったらどうだ!
妹のためにも!! 鬼になったら助けてやるよ。
仲間だからなぁ。

そうじゃなきゃ妹もぶち殺すぞ。」





堕姫「やだ!お兄ちゃん、辞めてよ!
アタシ絶対嫌だからね!!」





妓夫太郎「鬼になれば一瞬で強くなれるぜ。
不自由な肉体とはおさらばだ。

なああ、どうする?」




炭治郎は空を見上げるようにバッと顔を上げる。




妓夫太郎「人は嘆く時天を仰ぐんだぜ。
涙が溢れねぇようになぁぁ。」





違う…。そうじゃない。





炭治郎「俺は…、俺は… 準備してたんだ。」





そのまま妓夫太郎の額をめがけて、炭治郎は頭を思いっきり振り下ろした。




頭蓋骨と頭蓋骨がぶつかって ゴッ と鈍い音がする。





たかが人間の頭突きなど上弦の鬼に効くはずがない。





しかし、妓夫太郎は立ち直すことができていない。




堕姫「お兄ちゃん何してるの!早く立って!!!」







炭治郎は妓夫太郎に頭突きするのと同時に、
雛鶴から預かっていたクナイを妓夫太郎の足に刺した。






匂いでバレないように、近くに落ちていた遊女の香袋を破ったのだ。




炭治郎はつかさず、妓夫太郎の頚に黒い刀身の日輪刀を振るう。




炭治郎「おおおおああああ!!!」





炭治郎(斬れろ!! 斬れろ!! 勝つ。必ず勝つ。俺達は!)




堕姫「お兄ちゃんっ!!!

ちょっと嘘でしょ!そんな奴に頚斬られないでよ!」




堕姫の帯が炭治郎に向かってくる。




しかし、その帯は炭治郎に当たることはなかった。





善逸だ。





瓦礫から抜け出し、ボロボロの状態でもまだ戦おうとしてくれる。




炭治郎「ぬううううあああ!!!」





刀を握る手に最大の力を込めるが、頚は斬れない。




炭治郎(クソォ!! 斬れない! 硬い!!

毒で弱体化してるはずなのに!まだ力が足りないのか!?)




そうこうしているうちに妓夫太郎が血気術を放つ。




炭治郎(毒からもう回復した…!!

巻き込んで切り裂かれる……!!)




頚にめり込んでいた刀が押し返される。





炭治郎(あああ!!! あともう少しだったのに…ッ!!

諦めるな諦めるな!! 食らいつけ!最後まで!)






妓夫太郎「このガキィィ〜ッ!!!」





妓夫太郎の攻撃の速度が上がる。

毒が回復し、全回復されてしまう。




炭治郎「諦めるなッ…!



諦め…」





妓夫太郎の鎌を防ぎきれず、炭治郎の首をめがけて鎌の先が降りていく。

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澪奈(プロフ) - え、もう最後めっちゃ泣きました!!感動した!! (2021年2月7日 12時) (レス) id: 20f17d6d24 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - アミさん» アミさんこんにちは!素敵なコメントありがとうございます!!私も沢山の方に読んでもらえると嬉しいです( *˙˙*) これからも頑張ります!! (2020年8月26日 20時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - 読みながら号泣しました。とっっても素敵な作品です!!!もっと色んな人に読んで欲しい…!!!!応援してます!!!!!! (2020年8月26日 19時) (レス) id: cc3c93fcc6 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - (^▽^)/さん» コメントありがとうございます(T^T)めっちゃ嬉しいです!!相変わらずの駄作ですが、最後まで読んで下さると嬉しいです!!! (2020年8月19日 14時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
(^▽^)/ - 感動してめちゃ泣きましたっ!!楽しんで続編も見ますっ!( ノД`)シクシク… (2020年8月19日 13時) (レス) id: 1433fde6d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年11月21日 0時

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