甘口彼女と彼の愛【夢野久作】

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『んー…』


Q「A、起きて」



『？？……Q？』

Q「……うん」

私の上にQが覆い被さる。いわゆるベッどん←

私……自分のこと好きなのかな…？
Qの隣で、誇れるような自分なのかな……


しゅるり。包帯をほどかれる。

『…へ？』

Q「傷、見せて」


『き、傷？』

よく見ると私の体は包帯だらけ。
ベッドの脇のカルテには高度の酸欠に
よる多少のショック頭痛、高所から
叩きつけられた事でできた体の損傷。


その他様々な事が記してある。


『ッ、ちょっと待って、そこっ…』

上半身を隠す物が何もなくなると、
Qは私の体をまじまじと眺める。

『ッ///』

恥ずかしくてそっぽを向くと、
一瞬いとおしそうにしてから、
当たり前のように私の体の傷を舐めた。


『ぁっ、ん、はぁ…うっ…/////』

真っ赤になって声を我慢するも、
本当に自分の声なのか疑うほど甘い
声が漏れる。

誘ってしまったのか、Qは手を伸ばし、体の
ラインをイヤらしくなぞっている。


さらに、その手は関係のない下半身へと
延びている。


突然頭が上に来たかと思うと、
甘いQからのキス。


『んあん…はぁっ…ふぁ…ッ////』

いろんな所を触られては、真っ赤になって
甘い声を出して……


そうして夜は更けていった。

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