甘口彼女と彼の愛【夢野久作】

2 ページ3

『Q!!』


？「あら、可愛らしい女の子ですわね」

？「本当ねナオミちゃん!!可愛い〜」


…………………

Q「このお姉さん達は『Q!!!』…わっ」

『Q、Q………浮気じゃ、ない…？』


思いきりQに抱きつく。
Qは、知らない女二人といた。

やだ。Qは私の。他の女となんて…


Q「大丈夫だよ、A。
このお姉さん達は僕とぶつかり
そうになっただげ。ね？」

？「「ええ」」


『……うん。』

Q「後でいっぱいキスしてあげるし、
そろそろドアあくよ。お姉さん達
此処にご用があるんでしょ？」

？「ええ。私はナオミですわ。」

？「私は春野。」

『私はA。Qの彼女だよ』

ナオミ「か!?」

春野「彼女だったの……」


？「春野さん、ナオミさん!!」


ドアが開いて、知らない奴が
出てくる。

確かこいつは人虎。
お姉さん達、人虎と知り合いなの？

Q「……………」

Qが降りて人虎とぶつかる。
まさかQ、異能を………



ぎゅっと目をつむった時、
唇に柔らかい何かが当たった。


『!』

Qだ。

唇を一回離して私の目を手で覆う。


Q「僕はお兄さんと遊びたいけど、
Aは怖がりだから安心させて
あげなきゃなの。待っててね」


お姉さん達は傷つけたくないけど、
人虎となればこうも云ってられない。


それがマフィアだ。

Qは再度私にキスすると
空気を求めて口を開けた
私の口内に舌を絡めてきた。


『…んぁ……や、ぁ…きゅぅ…っ』

私の頭に手をおいて、離れ
られないようにしてる。


Q、私を気絶させる気だ……!!

酸欠でだんだん目がかすんで
くる。あ、後数秒で私は意識を
手放すんだろう。


『きゅう……』

Q、そういった後、私は
意識を失った。

3→←1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す