甘口彼女と彼の愛【夢野久作】

9〜過去編〜 ページ11

〜夢主side〜




首領「今日から君にQという
少年を監視してもらう。


彼は皆が気嫌う精神操作の
異能力を持っているよ。


君ならそれも効かないだろうけど。」



『わかりました。』



首領「彼は地下の座敷牢…そこにいる。」




『いって参ります…』


首領「またね」




ﾊﾞﾀﾝ



『はぁ…』



私……には名前がない。
皆からは“君”等と呼ばれている。
9歳までリンタ…首領の
元で今のエリス壌のように
ポートマフィアの中で
暮らしていた。




私は中原幹部に体術を教えて
もらい、仕事をしていた。




ある仕事をおえ報告に来ていた
時、「同い年の少年の監視」
という仕事を新たにもらった。




資料を見る限り、かなり
特徴的な容姿である。


……人のこと言えないけど。




まぁ、何はともあれ地下の
座敷牢にいきましょー……





何かあっても私にはフェロモンが
ある。まぁ、それにより
襲われるんだけど…………



そこは中原幹部の体術だ。

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