【あんスタ】たったひとりのキミ (ページ8)

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「今日星座占い一位だったんだ。だから絶対Aちゃん誘えると思った」

星座占いとか信じるんだ…なんか意外。

羽風先輩の可愛らしい一面につい笑みをこぼした。

「なんか俺変なこと言った？」

『いえ、何も』

それから一時間くらい羽風先輩と色々な話をした。

本当に楽しくて時間なんて忘れていた。

私はあまりおしゃべりな方ではないから、どんどん話題が出てくる羽風先輩を尊敬する。

女の子を飽きさせるなんてことはしないんだろうな。

「…Aちゃん聞いてる？」

『へっ、あぁ！なんでしょう』

羽風先輩は困ったように笑い

「Aちゃん彼氏とかいる？」

『えっ……』

この場合なんて言えば……

『じゃあ逆に、私に彼氏いると思いますか？』

「え～なんかすごい含んだ言い方」

羽風先輩はうーんと少し考えた後

「いなかったら俺のものにしていい？」

と私の頬に手を添えた。

「あはは！顔真っ赤！変なこと言ってごめんね、今日は送ってくよ」

くぅ…女の子慣れしてる人はやることが違う！！

『次変なこと言ったら蹴り飛ばしますよ！』

その日は寝るまで羽風先輩の言葉で頭がいっぱいだった。