二 ページ3
二人称が「君」から「お前」に変わってる。
そりゃそうか。
えーっと…。何処から説明しようかな?
てかこれって夢じゃなくね?
普通に痛かったよ?先刻。
リアル過ぎる。
なら、若しかしてこれ、逆トリってやつ?
おうおう、理解したわ。かえって冷静になるもんなのね、こう云うの。
んじゃ、さっさと伝えないと。
『シグマ君』
「…何だ」
逆トリップですよー、ってね!
て云うか警戒してるシグマ君も可愛い〜!!!
もう、ほんっと
『好きです結婚して下さい』
「はっ!?」
『あっ』
やべっち寿司☆←
「な、え、あ」
『ごめん一旦忘れて』
「???」
心の声が出ちまったZE☆←いや何しとん
私は近くの本棚から原作を取り出してシグマ君に見せる。
『えー、端的に云うと、此処は貴方が居た世界とは別の……、要は異世界で、貴方は何らかの力によって此方へ来てしまったと云う訳です』
「??????」
『此の世界では貴方達は漫画…、架空のキャラクターになっています。だから私は貴方を知っている』
「…信じられんな」
最早宇宙猫を通り越して冷静になったようだ。
『ほれ』
漫画やらアニメのガイドブックやらをシグマ君に渡す。
「………」
シグマ君が其れ等を読み始めたので、私は床に積んだ同人誌達をそぉっと纏めて片付けた。
三歳児にあれは見せちゃいかんぜよ…。
「___大体解った。済まない、君を信じよう」
読むの早ぇなおい。
…あっ、そっか。多分カジノで資料とか見るから読むのが早いんだ。
凡人とは?←
「此れが原作の漫画で、此方がアニメで…、ん?此れは……」
あっ
『ちょちょちょちょっ!!!』
私は光の速さでシグマ君の周囲にあった同人誌をかっ攫った。
「!?」
『此れは!刺激が……!』
「そんなにグ□テスクな描写もあるのか!?
…いやしかし、把握はしておきたい。私は大丈夫だ。貸してくれ」
違う違う、そうじゃない〜♪←
『グ□くは無いんだけどね!』
「尚更気になる」
グ□じゃない!エ□だよ!←
君は自分の同僚(男)がピーとかピーとか色々アレな感じの事してるのを見たいの!?
良いの!?!?
『此れはっ、その…!腐ってるから!』
「…!持ち主を腐敗させる本だと!?なら君も危険だ!離した方が善い!」
通じないよオオオオオオ(泣)←
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赤マシュマロ(プロフ) - きのこさん» 歪んじゃいましたね〜!コメントありがとうございます!! (3月18日 0時) (レス) id: 87499d5a81 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - おっとぉ〜??ぐにゃりと歪んじゃったかぁ〜!! (3月17日 22時) (レス) @page39 id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)
赤マシュマロ(プロフ) - きのこさん» 帰っちゃいましたねシグマ君…!なんてこった!!泣きましょう!!(???)コメントありがとうございます!!! (3月9日 19時) (レス) id: 87499d5a81 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ええぇぇ!!ヤバい無理!!シグマが、、、シグマがぁぁぁ!!!! 嫌だぁぁ!!! 泣きそう (3月7日 0時) (レス) @page37 id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)
赤マシュマロ(プロフ) - 落蕾さん» ありがとうございます!!!解ります、推しと床に挟み潰されたいそのお気持ち(!?)幸せ過ぎるサンドイッチですね!!共感の嵐です!(暴走)これからも宜しくお願い致します!!! (3月3日 23時) (レス) id: 87499d5a81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤マシュマロ | 作成日時:2023年3月2日 22時