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じゅうきゅう ページ19

貴「あのさ…」

銀「あ?」

貴「私昨日変なこと言ってない…?」


酔った勢いで…なんてよくある話だ
私ももしかしたら知らないうちに口にしているかもしれない


銀「いや別に…」

貴「よかった…」

銀「あ、でも」

貴「え!?」

銀「あれはどういう意味だったのとか言ってたな」

貴「…は?」

銀「俺の台詞だっての」


いやいやいやちょっと待って
思いっきり変なこと言ってるじゃん
言ってないとか嘘じゃん
馬鹿か?私は馬鹿なのか!?


銀「覚えてないよね〜とか」

貴「ちょ、もういい!!」

銀「……」

貴「あー…ごめん、忘れて」


頭を抱えて彼と距離をとる
思い出させるのもなんか嫌だし変な空気になったりするのも嫌だし…


銀「忘れるわけねェだろ」

貴「……は?」

銀「間抜けな面してんな」


いやいや今なんて言った…?


銀「酔ったお前に言われる前から覚えてるっつーの」

貴「なにを…」

銀「…俺だけの女ってやつ」

貴「…っ!」


改めて言われると心臓が止まりそうになる
彼の声が私の全てを支配していく
そんな感覚にあった


銀「…こっちだって普通にすんのに大変なんだよ」

貴「な…っ」

銀「勢いであんなこと言っちまって落ち着いてられるかっての」

貴「で、でも…」

銀「あぁー…かっこわり…」


両膝を抱えて顔を隠す彼が愛おしくて
彼に手を伸ばす


貴「…嬉しかった」

銀「…?」

貴「嬉しくて恥ずかしくて避けちゃってた」

銀「……」

貴「私だけなのかなって思ってた」

銀「……」

貴「…もっと早く言え馬鹿」

銀「聞こうとしなかったのは誰だよ!?」

貴「そんなの知らないし!坂田なんだから無理やりでも言えばよかったじゃん!!」

銀「お前俺をなんだと思ってんだ!!」

貴「うわっ!」


言い合いをした結果坂田の顔が目の前に
滑って転んで坂田に覆いかぶさられている


貴「ちょ…っ!」

銀「…お前はどうなの」

貴「え…?」

銀「俺だけの女になる気はあんの」

にじゅう→←じゅうはち



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作者名:さくさく | 作成日時:2021年5月12日 16時

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