【銀魂】銀時の彼女は鬼の副長の妹でした。

＊内容、変更しました。 ページ24

土方side


えいりあん、えいりあん。

どんだけえいりあんいるんだよ。


土方「こっちに来てんじゃねーか。

おい、パトカー出せ」

市民「何ィ！一般市民さしおいてパトカーで逃げてんの！何、この人達ィ！？」


うるせーな。

興味本位で見に来た、野次馬達の安全なんざ知るか。

ん？なんだァ？

俺たちの逃げる方向には

逃げる奴らを押し切り、近づいてくる白い物体。

頭上を通り過ぎた白い物体。

その正体は...万事屋の飼い犬。

そして、そいつの上には


土方「夕凪！？」

沖田「旦那ァ！？」


夕凪と万事屋の野郎が乗っていた。


土方「夕凪、お前何考えて！？」

夕凪「何って...映画宣伝」

銀時「えーと、映画えいりあんVSやくざ絶賛上映中」

夕凪・銀時「見にきてネ」


夕凪と野郎は宣伝をし終えると

夕凪は犬から降り、野郎は犬っころに乗ったまま

えいりあんへと突っ込んで行った。


沖田「旦那ァ！！姐さん！！」

近藤「野郎ォ、夕凪ちゃん死ぬつもりか！？」

土方「止めろ、夕凪！！」


ホントに死ぬぞ！

大体、何故夕凪は犬っころから降りたんだ？！



銀時「夕凪、無理すんなよ」

夕凪「それはこっちのセリフ。銀は右の奴お願いね」


夕凪の言葉でえいりあんをよく見ると

気持ちの悪ぃえいりあんは、２匹いた。

夕凪から目を離し

右側のえいりあんに突っ込んだ野郎を見ると

バックンとえいりあんに食われていた。


近藤「え"え"え"え"え"え"！！

呑みこまれたァ！散々カッコつけて呑まれちゃったよ、オイぃぃ！何しにきたんだァ！？」


オイオイ、ホントに何やってんだよォォオ！

待て待て待て...夕凪は無事だy...夕凪？

野郎は置いておき、夕凪に目を向ければ

黒い木刀は真剣に変わり、目にも止まらぬ速さで

えいりあんを切り伏せていた。


沖田「姐さんの木刀が真剣？」

近藤「おい！夕凪ちゃん、戦えるのか！？」

土方「近藤さん、あれを見ろ」

近藤「あの剣技は？！」


驚くのも無理ねぇな。

あの剣技は、どんな剣豪でも習得不可能と言われた“暗殺剣”の最高峰。

しかも夕凪の場合は、自我流を交えている。

......あの後、何があったんだっ。

俺が、昔の記憶を巡っていると


夕凪「あと半分」


ポツリと夕凪の声が聞こえた。

半分どころか、３分の１も残ってねぇ。

呆気にとられていたら


沖田「小刀？」


懐から、装飾を施された小刀を取り出す夕凪がいた。


土方side end

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