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銀時side
神楽を突き放し、夕凪と2人、万事屋へ帰った。
先に帰らせた新八にあの後起きた事を伝えると......
新八「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!?
解雇ォ!?」
案の定、うるせぇ声で叫びやがる。
銀時「うるっせーな。デケー声出すんじゃねーよ。
あ〜あ、深ヅメしちゃったよ。てめっ、どーしてくれんだ」
新八「神楽ちゃん解雇したっていうんですか!!えっ!?じゃあ神楽ちゃんお父さんと一緒に帰っちゃったの!?」
おーおー、よくもまぁノンブレスでそんな大声を。
あんまり神楽の話はしてほしくねぇーんだが。
話を終わらせようと、口から出任せを話していると......
ガッと鼻に違和感が......
新八「うおりゃあああ!!」
夕凪(うわ、痛そう......)
銀時「いだだだだだだ!!
とれた!!コレ絶対、鼻とれた。何しやがんだァ!!」
新八「見損ないましたよ、銀さん!
アンタ、神楽ちゃんの気持ちとか考えたことあんのかよ!」
神楽の気持ちだァ?
考えてねぇわけねーだろ。
新八「夕凪さん、あんたもなんで止めなかったんですか!!」
夕凪「銀と同じよ。子を父親の元へ返して何がいけないの......」
痛む鼻を抑えながら2人の会話を聞いていると......
パァンと音が聞こえた。
音の方へ目を向けると、息をきらす新八と左頬を赤く腫らした夕凪がいた。
銀時「新八、てめっ!!」
夕凪「銀、いいから」
でも、お前は神楽を思って。
この行動をとったのに......。
新八「もういい。銀さんと夕凪さんがそういうつもりなら......僕もやめさせてもらいます。
仲間だと思ってたのは、僕らだけだったみたいですね」
ガララと扉から出ていく新八。
銀時「やめたきゃやめな。
てめーも神楽も、こっちから頼んで来てもらった覚えはねェよ」
パタンと扉が音をたて閉まった。
万事屋......こんなに静かなんだな。
夕凪「銀は背負い投げに私はビンタ。
......新八も随分やるようになったわね」
銀時「やるようになったじゃねーよ。
女の顔殴るたァ......氷持ってくっから、座っとけ」
氷を取りに行こうと夕凪に背を向けたが
手首に感じる温もり。
夕凪「あ......ごめっ!?」
銀時「少しだけいいか?」
夕凪「うん......」
掴まれた手首を引き、腕の中に夕凪を入れ
離さないように抱きしめた。
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YUKIKA(プロフ) - 書くなら最後まで書いてください (2023年1月20日 0時) (レス) @page27 id: 342256db66 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 書くなら最後まで書いてよ (2019年9月19日 8時) (レス) id: 9e5a3f5f29 (このIDを非表示/違反報告)
ドラム - イェーイ《*≧∀≦》丁度私で175人目だー!嬉しい〜ヽ(≧▽≦)/この小説何回見ても飽きません!!なので頑張って下さいね!応援してます。 (2015年1月21日 16時) (携帯から) (レス) id: d8b144da5c (このIDを非表示/違反報告)
あゆムぅ〜(プロフ) - 面白いですね!!続きがとても気になります!!これからも頑張ってください!!応援してます!! (2014年12月26日 22時) (レス) id: b493d1352c (このIDを非表示/違反報告)
ぽてぽて - 更新まだですか? 面白いのではやく続きがみたいです♪ (2014年12月13日 0時) (レス) id: 28994fde5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜結 | 作成日時:2014年5月13日 14時