優しさの風に包まれて【QK体調不良 短編集】

甘く見ると厄介:kwkm ページ5

side:kwkm


｢嘘やん。また傘忘れた｣

駅を出た瞬間雨が降り始めた




秋の天気はコロコロと変わる

どんなに正確性が高くなったとしてもそれが100％当たるとは言えない



やっぱり折りたたみ傘常備するか…



そんなことを考えながら雨に打たれながら走って帰った









-次の日-


んー、体がダルい


昨日家に着いたあと服を着替えて、タオルで髪の水分取っただけだし体温下がった影響で体ダルくなるのも仕方ないか




一応熱あるかだけ測ろか、、、









ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ……


｢まじか、、、｣


体温計を取り出して見ると37.4℃


、、、、、、高いのか低いのか微妙な感じ



寒くないし熱もそんな高くないからオフィス行くか


･

･

･


-その日の夜-

、、、ちょっとやばいかもしれん

頭は痛いし、朝には無かった寒気がする、、、

体温を測ると38.2℃確実に上がってる

どしよ、、、
甘く見てて風邪薬も頭痛薬もなんも買ってこうへんかったし


薬もなんもないなら寝るのが1番だ！と自分に言い聞かせて水をコップ1杯飲んで毛布に包まる



頭痛と寒気でいつもよりも寝つきが悪かったような…？



-そのまた次の日-

朝起きたら頭痛と寒気は無くなっていた、、、

体温を測ると37.7℃

昨夜よりも下がっているとはいえ微熱には変わらない


今日もオフィスに行くとまず玄関に入って伊沢さんに｢顔色悪いけど体調悪い？｣とすぐにバレる｢まー。はい。他の人には言わんといてください｣と答えると｢無理すんなよ｣とかえる

オフィスの中に行くと打ち合わせをしていた福良さんと河村さんに｢｢ん？｣｣と同時反応をもらい
福｢川上の顔色悪くない？｣
河｢福良も思った？川上無理しないでね｣

と言われる




もう少し進んだ辺りで立ちくらみがしてソファに座り込む

｢んーーー………｣

ソファに体育座りをして唸っている光景はやっぱり気になることだったようで

？？？｢川上さん、、、｣？？？｢大丈夫…じゃないですよね、、、｣

と、いよいよ年下組こと可能性コンビのこうちゃん、山本に気を使わせてしまった


｢大丈夫だけど大丈夫じゃない、、、。伊沢さん呼んできて、、｣

とそこまで言ってソファにに横になりすぐに意識を手放した、、、

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