86.からくり屋敷 ページ10
カーン
本日最後の授業の鐘が鳴った。
午後は必死に寝ようと試みた。
必死に寝るって日本語おかしいけど。
結局寝ることができなくて、それどころか少し気持ち悪い。なんというか車に酔った感じだ。
はぁ、ちょっとしんどいな…
コンコン
笹山「Aさーん！」
夢前「からくり見せにきましたよー！」
『おぉ、兵太夫と三治郎！』
そうだ。そういえばそんな約束をしたな。
『からくり屋敷、楽しみだな。』
夢前「僕達のからくりはすごいですよ！」
笹山「ここが僕達の部屋です！」
『へぇ〜、ここがからくり屋敷？普通の部屋に見えるなぁ』
そう言って1歩踏み出した時、
夢前「あー！Aさん危ない！」
『え？』
笹山「そのまま横に進んでください！」
『う、うん？』
意味がわからないままとりあえず言う通りに進む。
『それで、なんだったの？今の』
笹山「それはですね、ここを踏むと」
兵太夫が片足だけ伸ばして床を踏む。すると、床がパカッと開き、人1人が立つことのできるだけの穴が現れた。
笹山「落とし穴になっているんですよ」
『へぇー、すごいなぁ。これ自力で作ったの？』
笹山「はい！三治郎と二人で！」
『すごいなぁ。他にもあるんでしょ？』
夢前「はい！いっぱいありますよ！」
それから色んなのを見せてもらった。部屋の仕掛けからおもちゃのようなものまでたくさんあった。全部2人で作ったそうで私には全くしくみがわからなかった。
夢前「あ、僕そろそろ委員会に行かないと。」
笹山「僕も行かないと。」
『そんな毎日委員会があるのか。』
『今日はたくさんからくりを見せてくれてありがとうね。委員会頑張れよ。』
夢前「また見に来てくださいね」
笹山「それじゃあ僕達いってきまーす」
私も風呂入って伊作を待つかなぁ
一旦部屋に戻り、着替えを持って風呂に行った。包帯をとり、鏡の前へ立つ。首元の鬱血痕は消えているが流石に噛み跡は消えないまま。
アザもまだ痛々しい紫色のまま。刃物で切られたところも深めの傷であったためやっとかさぶたができ始めた頃でまだまだ治らなそうだ。
脚のアザはここに来る前のものだからほぼ消えている。
怪我が無くなっていき綺麗になっていく自分の体。嬉しい反面、怪我が増えたりしないだろうかと不安だ。
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きゅー(プロフ) - 結さん» ありがとうございます！そろそろ更新頻度あげたいと思ってるので頑張ります！映画!!すごく！楽しみ！ですね！！！ (5月9日 23時) (
レス) id: 95cf1cf323 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 夢主かっこいいし、面白いです！続き楽しみに待ってます^o^頑張って下さい！あと映画楽しみですね(о´∀`о) (5月9日 16時) (レス) @page22 id: ddd45912ba (このIDを非表示/違反報告)
きゅー(プロフ) - おじいちゃんパンチさん» わーい 頑張って続き描きますよォ！ピクニック編では夢主には癒してあげたいとこです。 (4月27日 21時) (レス) id: 95cf1cf323 (このIDを非表示/違反報告)
おじいちゃんパンチ - ピクニック編気になりすぎる (4月25日 19時) (レス) @page17 id: 14d47f2dfd (このIDを非表示/違反報告)
きゅー(プロフ) - おじいちゃんパンチさん» わああああああ！！！ありがとうございます！！たくさん更新できるように頑張りますねぇぇぇぇぇ！！！ (3月18日 1時) (レス) id: 95cf1cf323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅー | 作成日時：2024年2月20日 9時
