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80.特製スープ ページ2

はぁ、泣き過ぎた。目、腫れてないといいな。


顔洗いたいな。今何時だろう。



押し入れから出て、そっと襖を開ける。どうやらいつも起きる時間のようだ。これなら顔を洗いに行ける。


寝てないからか、ぼんやりするしいまいち体に力が入らない。


目を冷やす用の手ぬぐいを持って、井戸へ向かった。





…ふぅ、冷たい水で少し気持ちが落ち着いた気がする。

このまま食堂のおばちゃんのとこに行こう。






『食堂のおばちゃん、おはよー』

食堂「おはよう、Aちゃんってどうしたの?その目。」

『やっぱ腫れてるか…』

食堂「腫れてるのもそうだけど、隈もすごいわよ。」
「昨日寝れなかったの?」

『…』

言おうか迷っていると、

山田「おはようございます。あれ、天女様も来てたか。大丈夫か?」

食堂「山田先生、おはようございます。なにか知ってるんですか?」

山田「実は、夜中に」



食堂「そんなことが!大丈夫?ってことは寝れてないんじゃないの?」
「今日はお手伝いしないで寝てなさい。」

『大丈夫だよ。』

食堂「いいからいいから。ほら、ここ座ってて。私が特製スープを作るから。元気になれるわ。」

『おばちゃん…。ありがとう。』



食堂「はい、どうぞ。」

『ありがとう。』


スープの入った器を両手で持つ。温かい。1口飲むと、知らない内に冷えていた体がポカポカとしだした。体の芯から温まる。あっという間に飲み干してしまった。


『おばちゃん、すごく美味しかったよ。』

食堂「良かったわ。あとは、少し目を瞑って休んでなさい。私がいるし、山田先生も居らっしゃるから安心して。」

『うん。』



机に突っ伏して、ゆっくり目を閉じた。


カチャカチャと隣で音がする。山田伝蔵が隣に座ってるらしい。


少し離れたところではトントンと規則的な音が聞こえる。おばちゃんが野菜を切ってるんだ。いつも手伝ってたのに、ごめんね。


少し、眠くなってきた…かも……








今作品、続編が3まで来てしまいました。

ここまで飽きずにやってこられたのも読んでくださるあなたのおかげです。ほんとありがとうございます。


まだ設定しか公開してないのに既に星に色が着いてて驚きました。ありがとうございます。


これからもこの作品を楽しんでくださると嬉しいです。

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きゅー(プロフ) - 結さん» ありがとうございます!そろそろ更新頻度あげたいと思ってるので頑張ります!映画!!すごく!楽しみ!ですね!!! (5月9日 23時) (レス) id: 95cf1cf323 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主かっこいいし、面白いです!続き楽しみに待ってます^o^頑張って下さい!あと映画楽しみですね(о´∀`о) (5月9日 16時) (レス) @page22 id: ddd45912ba (このIDを非表示/違反報告)
きゅー(プロフ) - おじいちゃんパンチさん» わーい 頑張って続き描きますよォ!ピクニック編では夢主には癒してあげたいとこです。 (4月27日 21時) (レス) id: 95cf1cf323 (このIDを非表示/違反報告)
おじいちゃんパンチ - ピクニック編気になりすぎる (4月25日 19時) (レス) @page17 id: 14d47f2dfd (このIDを非表示/違反報告)
きゅー(プロフ) - おじいちゃんパンチさん» わああああああ!!!ありがとうございます!!たくさん更新できるように頑張りますねぇぇぇぇぇ!!! (3月18日 1時) (レス) id: 95cf1cf323 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゅー | 作成日時:2024年2月20日 9時

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