今回の天女は肝が据わりすぎている (ページ9)

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7.警戒ページ9

飛んできた方向を見ると、茶髪の少年がいた。幼い顔をしている。私よりいくつか年下であろう。

？善「天女様、こんな所へ何しに来られましたか。」

幼い顔には似合わない怖い顔をしている。
よく見ると彼の後ろに小さい子がいた。被害にあったという下級生を守っているのだろう。

『トイレ…便所、違う。えーっと厠だ。厠に行ってた。その戻り道だ。』

？善「こちらの方向にあなたの部屋はありません。本当は何しに来たんですか。狙いは誰です！」

『はぁ？こちとら今日初めて来たンだわ。厠までの道なんか知らなかったンだよ。だったら道教えろ！』

？善「…わかりました。乱太郎、保健室で待っててくれ。すぐ戻る。」

乱？「伊作先輩気をつけてくださいね？」

？善「さあ、行きましょう。天女様。」

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？善「着きました。道は覚えましたか？
次からは、あそこは通らないでください。」

『覚えた。また道わかんなくなったら通る。』
『ありがと』

はぁ〜寒かった。外は少し肌寒かったから童顔(伊作)が通って良かった。

ここで少しメタいが読者様に私のことを話そう。
ここではこんなに文句言って反抗するくせになぜいじめられてたか。気になるであろう。もう察している者もいるかもしれないが、そう、脅しだ。家族を材料に脅されている。
やはり、大切にしてくれる家族に心配をかけたくないし、巻き込みたくないのだ。でも、いまはそんな脅しは効かない。この世界には大切なものがない。暴れ放題という訳だ。