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34.2人の視点 ページ49

小松田視点

天女様が洗濯板を借りたいと尋ねてきた。彼女にまた会えるのがうれしくて、案内役に立候補した。でも、彼女は昨日のことを気にしているのか、断られてしまった。


結局、吉野先生によって案内役を任された。吉野先生、ありがとうございます。彼女にまた断られる前に手首を掴んで走り出した。




倉庫で洗濯板を回収して、くのたま長屋に向かう。けどその途中で落とし穴にはまってしまった。鉤縄でなんとか出ようとしたけど、彼女の腰に巻き付けちゃったみたいで一緒に落ちてしまった。



大丈夫かと聞かれたので大丈夫だと顔を上げたら、ものすごい近くに彼女の顔があった。び、びっくりしたぁ。怪我はないかな?…なさそう。



『おい!小松田、大丈夫か!』



彼女の声ではっとする。心配しているような、怪訝な表情をしていた。きれいな顔…そう思ったら、こんなにきれいな顔が近くにあることが恥ずかしくなってきた。
自分の体温が上がるのがわかる。



『顔を赤くしてんじゃねぇ!あほ面ァ!』バチンッ



いきなり彼女の平手打ちを食らった。がすぐに謝られた。
なんだったんだろう?





無事、落とし穴からも脱出して、くのたま長屋へ案内した。



カーン



一限終了の鐘がなった。彼女は早く戻ろうと言った。そんなに忍たま達に会いたくないのかと聞けば耳を疑うものが聞こえた。殴って切られた?前の世界と変わらない?
どういうこと?



聞いたけど、後でとかわされてしまった。逃げる気ですね。逃がしませんよ。僕は君をそんな風に辛い顔をさせる人が許せません。


あなたは優しいし、言われたことはなんだかんだ守るし、なによりあなたは僕の仲間です。まだお友達とまでは言えないけどもう僕の中で、あなたは僕の大切な仲間なんです。



本当は彼女の部屋への近道があるのを知っているけど、事務室に向かわせた。

作者からの感謝→←33’・



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作者名:きゅー | 作成日時:2024年1月19日 12時

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