24’’･ ページ36
善法寺も帰りようやく1人になる。
部屋の角にもたれ、ぼーっと天井を眺める。
暇だなぁ
…そういえば、ここに来る前は何してたんだっけ？まだ、はっきりと思い出せない。呼び出しされて、家を出たのは覚えてる。
いつもの場所へ向かったんだ。あれ、そこからが思い出せない。どうやって行ってたんだっけ、いつも。わからないや
家族に会いたいなぁ…
……することもないし風呂に入ろう。
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はぁ〜、温まったなぁ。
ふと鏡に映った自分の体を見る。
慣れたとはいえ、やはり酷い見た目をしている。これからも増えるのかな…
…着替えよう。湯冷めしてしまう。
昔の肌着はなかなか着慣れない。サラシらしきものはつけられた。たぶんあってないけど。だってすごくきつい。
あとは褌。…褌なのか。この時代…
どうやって付けるんだ？さすがに3日も同じなのは無理がある。なんとか履かないと…
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結局どうしたか。冷えてきてくしゃみも出始めたので諦めて着物をきた。そう、履いてないのだ。最悪だ。早くシナの所へ行って履き方を教えてもらおう。
その前に手拭いと履いていた下着を部屋を置いてこよう。
スースーする…
できるだけ早歩きで歩く。
頼む。誰にも会いませんように！
？？「あ、天女様だ！」
くそぅ。会ってしまった。昼間の男の子だ。
すみません。女性の下着が分からなかったので、作者はサラシに褌だと思って書いております。
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作者名：きゅー | 作成日時：2024年1月19日 12時
