23.よくあるやつ ページ33
あの後、シナと食堂のおばちゃんと別れ、自室に戻る。
廊下を歩いていると、何かが床に落ちている。縄だな。あの太さは。誰かの落し物だろうか。
いや、違うなあれは……ヘビだ。なんでこんなとこにヘビ?と思ったが、ここは自然豊かだ。ヘビくらい出るだろう。
?ジ「シャー!」
威嚇されてる?ヘビ語なんてわからんぞ。それに驚かそうってンなら無駄だ。私は虫を使ったいじめに耐えるために毎日G退治をしたんだ。もう虫なんてひとつも怖くない。
『フッ、残念だったな。でも、お前は美人だ。自信持てよ。』
虫相手には余程余裕があるのかヘビ相手に慰めてしまった。こんなの誰かに見られてたら恥ずかしいな。
??「ジュンコー!どこだい、ジュンコー!」
…!
生徒の声!急いで戻らないと!
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伊賀「ジュンコ!ここにいたのか!何してたんだい?」
ジュ「シャー」
伊賀「え!天女に会ってきた?!大丈夫かい?だめだよそんな所へ行っては。」
ジュ「シャー、シャー」
伊賀「どんな奴か見破ろうとしたのか。え、美人だと言われたのか!?悪いやつじゃない?」
「そうだな。ジュンコが美人だとわかるのなんて絶対いい人だよな!」
ジュ「シャー!」
伊賀「話して見てほしいだって?うーん、ゴメンよジュンコ。まだ怖いんだ。でも、いつかは話そうと思うよ。」
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作者名:きゅー | 作成日時:2024年1月19日 12時