3.しつこい男 ページ4
連れられたのはおかっぱ頭のじいさんの元。
?学「初めまして天女様。私はここの学園長をしております大川平次渦正と申します。先程の失礼をどうかお許しください。」
名前ながどこまでが苗字だ?
『どうも。許しません。では。』
そう言って、立ち上がると
ザッ
よくある忍者のイメージ像と同じような人たちがいる。
はぁ、あきれた。私をいじめたいがためにこんな手の込んだことをするなんて。
こんな立派な忍者服ド○キにないだろ。
『あの、どいてくれません?急いでンだけど。』
?学「天女様、お座り下さい。まだ話の途中です。」
『はあ?私は話すことない。急いでるんだって。』
『…5分で終わらして。』
?学「ありがとうございます。ではまず、名前と今の年号を教えてください。」
『ふざけてンの?名前は言わない。今は令和だろ。くだらない質問するなら帰るよ。』
?学「ありがとうございます。天女様、今はあなた方の時代でいう室町なのです。更に言うとアニメの世界なのです。」
『チッもういい帰る』
なにふざけたこと言ってるんだ。私は急いでるというのに。今日は土曜。これからきっと半日くらいはされる。体力温存しときたい。
襖の前に立ち塞がる人を無視して部屋を出る
…ことは叶わなかった。肩を掴まれたから。
?山田「天女様、嘘ではありません。どうかお話を聞いてください。」
『ったく。なんかあったら責任とれよ』
しつこいのでしぶしぶ最後まで聞いてやることにした。
55人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きゅー | 作成日時:2024年1月19日 12時