検索窓
今日:54 hit、昨日:94 hit、合計:40,417 hit

21’・ ページ30

尾浜視点

平太と潮江文次郎先輩がなにやら話している。正しくは、平太が潮江先輩にビビっている。またかと思い、声をかけると、平太が天女に関わったという。すぐに本性を出しやがったな。と思ったが違うらしい。まさかのビビっただけらしい。



潮江先輩と食満先輩の元へ向かうと、目を疑った。朝、あんなに強気だったあの天女が壁にもたれ、小さくなっている。やりかえすのかと思った。相手は忍者の卵だから無理だとは思うが。



天女はいつの間か立ち上がり、部屋へ向かっていた。

『ありがとう』

そう振り返らずにつぶやく姿がなんだか痛々しかった。




善法寺視点

文次郎たちとは別れ、僕は保健室に向かう。
手当の道具を取りに行くためだ。


午後の授業は先生不在でまるまる自習になっている。今日は運がいい。道具箱も中身を落とさなかった。なんだかまるで早く手当をしろと言われているようだ。



天女の部屋の前で耳を澄ます。鼻をすする音としゃっくりが不規則に聞こえる。
泣いているんだ。
胸が痛む。




泣き疲れて寝てしまったようだ。いましかない。意気込んで足を踏み込むと滑った。
何も無いのに…やっぱり僕って不運…

パシッ


食満「危機一髪。危なかったな!」
「手当するんだろ。手伝うぜ。」

善法「留三郎!」

食満「同室じゃないか。それに反省してるんだ。ちゃんと話を聞いてやらなかったこと。」
「話してくれなさそうだけどな」ハハッ

21’’・→←21.色んな視点



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
設定タグ:忍たま乱太郎 , 天女
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きゅー | 作成日時:2024年1月19日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。