19.頭から離れない… ページ27
私はそんなに怖いだろうか
ちびるほど？私だって昔は弱虫でビビりだった。でもちびったことなんてない。
余程私が恐ろしい存在だったのだろう。
私と言うより【天女様】か。
あんな小さい子をちびらすなんて、そんなに酷いことをしたのか？
………ちびるということばかり考えてしまった。
もっと気にしなければいけないことがあるだろう。
例えば、私の部屋の前にいる男どもとか。
なんで部屋の前にいる。そこは私の部屋だぞ？私に用があるのか？うーん、関わりたくない。表情がなぁ。鬼の形相なんかじゃ言い足りないくらい恐ろしい顔をしている。
やだなーめんどくさいなあ
きっと午後の授業が始まったら戻るはずそれまではこの角でやり過ごそう。
？七｢伊作！留三郎！天女ここにいたぞ！｣
いつの間にっ！さすが忍者の学校ということか。全く気づかなかった。
ていうかこの野郎、場所教えやがって。そりゃ級友の味方をするのが当たり前だろうがこの後の展開を考えると、そう思わざるを得ない。
？食満｢てめぇか、うちの後輩をちびらせたのは！｣
？善｢やっぱり、誰か狙ってたんだね。この嘘つきめ！｣
部屋の前にいた2人が目の前に現れた。
また、ちびるというワードが…
忘れかけてたのに…
…はぁ、なんか勘違いしてやがる。めんどくさいこと極まりない。どうやり過ごそうか。
？留｢なんか言ったらどうなんだ。天女ｻﾏ｣
『てめぇに言うことなんかねぇよ』
？留｢なんだと！やる気かこの！｣
？善｢まあまあ。ねぇ天女様、昨日誰が狙いかと聞いたら道に迷っただけとおっしゃいましたよね。これについてどういうことか聞いていいですか？｣ﾆｺｯ
『どういうことも何も本当に道迷っただけだわ。それ以外の何でもない。』
『早くそこを開けろ。私は部屋へ戻るんだ』
？留｢そんなことするわけないだろう！｣
｢これ以上何か起こる前に天に送り返す！｣
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作者名：きゅー | 作成日時：2024年1月19日 12時
