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?小「ここが事務室です!」
はぁ………
〜〜〜〜〜
このぽやん男による天女様はいい人だという説得が続く、変顔は騙されてるの一点張り。
『なぁ』
?小「なんですか、天女様?」
『これ私いるか?』
?小「何を言うんです!あなたの話をしているんだからあなたがいないとダメじゃないですかぁ!」
意味がわからん。
『話すだけだったら別に私がいる必要はないだろ』
『私があの変顔と話す。お前は出てろ』
?小「?はい。逃げないでくださいよぉ?」
『わかったから早く行け』
行ったか。
優しい感情を向けられたことが無いからこういうのに弱いのかもしれない。
なんとか私を良い人だと説得させたいぽやん男のために不本意だが、力になりたいと思った。話題の中心だけど、私。
『そんで、変顔。お前がぽやん男を守るのも何か訳があんだろ。話せ。』
?吉「変顔?ぽやん男?誰です?」
『はぁ?お前とさっきの男だよ』
?吉「……私は吉野作造です。彼は小松田秀作です。」
『吉野、小松田は何があった』
吉野「彼、人が良すぎるせいかよく天女にこき使われましてね。彼もこき使われていることに気づかないんです。」
『だったら、いいじゃないか。』
吉野「いや、良くないんです。小松田くんは惚れっぽい性格なのか天女に言い寄られるとすぐ気になってしまうんです。」
「それで仕事が失敗続きで……」
『はぁ、私でも想像出来てしまう…』
吉野「だから、あなたには小松田くんに近寄らないでいただきたいのです!」
『いいよ。あんなしつこい奴こっちから願い下げだっつの』
『あと、私恋愛なんてしたことないから誘い方なんて知らないし、興味もないから安心しな。』
『んじゃ』
ガラッ
襖を開けるとすぐ目の前に小松田がいた。
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作者名:きゅー | 作成日時:2024年1月19日 12時