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『どれだぁ?』
鉤縄。縄と言うくらいだからひも状のものだろう。うーん……
ガサゴソ
見つけたのはただの縄。まあこれでも穴からは出られるだろう。
急がないと!
〜〜〜〜
『おい!すまん、ただの縄しか見つからなかった!』
??「ありがとうございますぅ!」
『木に括りつけたから頑張って登ってくれ!
』
上がってきたのは、とても人の良さそうだがぽやんとした顔の男。
『大丈夫か?』
?小「はい、ありがとうございますぅ。助かりましたぁ。ってわっ!て、てて、天女様ぁ!」
『チッんだよ。天女が助けちゃいけないか』ムスッ
?小「い、いやそういう訳ではなくぅ、その、びっくりしちゃって」
何驚いてんた。ムカつく。
??「小松田くーん!」
?小「あ、吉野先生!」
?吉「!あなたは、天女様ですね?!」
『だったらなんだってんだ』
?吉「小松田くんに何をしたんです!」
変な顔のやつが来て、さっきの男を庇う。
昨日のことといい、何も悪いことをしていないのに、悪人扱いされることに腹が立つ。
『何もしてねぇよ!こいつが落ちてたから助けただけだ!』
『もう戻る!縄は戻しとけよ!』
?小「ま、待ってください。」
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作者名:きゅー | 作成日時:2024年1月19日 12時