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12.安心 ページ15

しまったと思い襖に手をのばすがもう遅い。
部屋に入ってきたのは、

シナだった。

シナ「あら、おはよ。」

『なんだシナか。』

シナ「なんだとは何よ。せっかく心配できたのに。」
「あなたの部屋の方が騒がしかったから来たのよ。まだ朝早いと言うのに。」

『あ、ごめん。ありがと。』

シナ「それで何かあったの?」

『目が覚めちゃって外の風を浴びてたら男がいたんだ。たぶん生徒。』
『それで、話したいって言うから断ったら、暖めてやろうって、気持ち悪くて殴ったちゃった。』

シナ「それは、怖い思いをしたわね。でも、殴ってはいけないわ。」

『うん。ごめん。』

シナ「本人にちゃんと謝るのよ?」

『うん。』

シナ「Aちゃん、こっち着いてきて」

『なに?』

連れられたのはシナの部屋だと言う場所

シナ「何かあったらここへ来なさい。
助けてあげるから。」

『うん。ありがとう、シナ。』

シナ「あとね、あなたのこと話したい人がいるの今から向かうのだけど話しても良かったら教えて。大丈夫。あなたの味方になってくれる人よきっと。」

『…わかった。』

シナ「行きましょう。おいで。」

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作者名:きゅー | 作成日時:2024年1月19日 12時

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