王道その24 ページ25
突然ですが表記変更したいと思います。
今後は台本書き(会話文の前にzmなどを入れる表記の仕方)ではない書き方にして見ようと思っています。突然の表記変更申し訳ございません。
♪。.:＊・゜♪。.:＊・♪
オスマン先輩やゾムと談笑している間に、スイーツはいつの間にか食べきってしまっていた。
朗らかに笑いながら色んな話をしてくれるオスマン先輩は、正直とても話しやすい。
彼と話しているうちに、少しだけ肩の荷が降りたような気がした。
「よし、そろそろこの店を出るぞ」
長居しすぎてしまった、なんて零しながらグルッペン先輩が唐突に席を立つ。
するとほかのメンバーたちもそれに続いてぞろぞろと席を立ち始めた。
私も置いてかれる訳には行かないので慌てて立ち上がると、ゾムにそっと手を取られる。
まるでどこぞやのお姫様を相手取るようなその仕草に、私はほんのりと頬を赤らめた。
相手は少しとはいえ血の繋がる親戚だと言うのに、私は何をしているんだろう。
『あ、ありがと、ゾム』
「おやすい御用やでー」
私の手に重なる、ごつごつと骨ばった大きな手。
小さな頃は私の方が大きかったはずなのに、いつの間にこんなに抜かされてしまったんだろう。
ぼぅっと彼の横顔を眺めていれば、その視線に気がついた様子の彼がどこか嬉しそうな表情をしながら私の顔を覗き込んできた。
「どしたん、A」
綺麗な瞳に見つめられて一瞬たじろぐ。
そういえば昔その瞳が宝石みたいで羨ましいだなんて思ったこともあったな、なんて。
『ううん。別に。…ただ、ゾムもすっかり男の子だなぁって。』
もう二度と抜かせないであろう高い背丈も、ごつごつとした大きな手も、声変わりしたちょっぴり低い声も。
可愛い再従兄弟じゃなくて、れっきとした「男の子」。
私の言葉に少し驚いたような表情を浮かべた彼は、すぐにほんのり頬を染め、はにかんだような笑みを浮かべた。
「…ほんま？……つまり、それって…Aもちゃんと俺の事男として見とるってことでええんよな」
そういうや否や、彼の瞳の奥で何かが光る。
なぜ彼がそんなに嬉しそうにするのは分からないまま、私は曖昧に頷いた。
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あまね(プロフ) - ヤバい！完結おめでとうございます (8月26日 21時) (
レス) @page47 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - とても面白いです！！これからも頑張ってください！！ (2022年6月23日 2時) (レス) id: 4f57f42090 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - 私悪役、、、、、、、、、、、、、、 (2022年6月23日 2時) (レス) id: 4f57f42090 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - 由依って私と同じでびっくりしました！！名前はカタカナのユイに変えていたのできずきました。 (2022年6月23日 2時) (レス) @page18 id: 4f57f42090 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - 麓珀のロクさん» ありがとうございます！だんだん学校生活が楽しくなっていく女の子って王道じゃん！って思いながら書いてました！楽しんでいただけたなら嬉しいです！ありがとうございました！ (2020年9月16日 20時) (レス) id: cf5983d7fe (このIDを非表示/違反報告)
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