王道その20 ページ20
shp「…暇そうっすね」
1人みんなと少し離れた場所でひたすらスマホをいじっていれば、いつの間にか隣にやってきていたショッピさんに話しかけられる。
驚いて顔を上げた私を見て、彼は薄く笑みを浮かべた。
『ショッピさん……混ざってこなくていいんですか？』
shp「…まぁ、あんた暇そうでしたし。寂しいんでしょ？」
『………別に、そんなことないですよ』
shp「ふぅん。まぁ俺がここにいたいだけなんで気にしなくていいっすよ」
『そうですか…』
イマイチ何を考えているのか読めない表情で彼はそのまま黙り込む。
賑やかな彼らの声をBGMに黙々とスマホをいじるその姿は、良くも悪くも綺麗だった。
zm「…あっ！ショッピくんが抜け駆けしとる！！なんでAの隣座っとんねん！」
shp「皆さんに放って置かれて寂しそうにしてたんで」
『なっ、別にそんなことないです！』
そんな私たちに気がついたのかばっとこちらを見たゾムは拗ねたように唇をとがらせる。
全員がワラワラとこちらに集まってくるや否や、先程の様子はどこへやら、落ち着いた雰囲気で私に構ってきた。
こっそり持ってきていたチョコレート菓子を特別にくれたり、乱れた髪の毛を整えてくれたり、たくさんの話を振ってくれたり。
初めは警戒ばっかりしていたはずなのに、面白いくらいに心を開いてくれた彼らに、私はクスリと笑みを零した。
ゾムの親戚だからこそ今私はここにいられる。
きっと彼の親戚でも何でもなかったら、私はここにはいなかったんだろうな、と少しだけ複雑な気持ちになった。
☆*。
更新遅くなってすみません。
リアムが忙しいので亀更新になってしまいます。ご了承ください。
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あまね(プロフ) - ヤバい！完結おめでとうございます (8月26日 21時) (
レス) @page47 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - とても面白いです！！これからも頑張ってください！！ (2022年6月23日 2時) (レス) id: 4f57f42090 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - 私悪役、、、、、、、、、、、、、、 (2022年6月23日 2時) (レス) id: 4f57f42090 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - 由依って私と同じでびっくりしました！！名前はカタカナのユイに変えていたのできずきました。 (2022年6月23日 2時) (レス) @page18 id: 4f57f42090 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - 麓珀のロクさん» ありがとうございます！だんだん学校生活が楽しくなっていく女の子って王道じゃん！って思いながら書いてました！楽しんでいただけたなら嬉しいです！ありがとうございました！ (2020年9月16日 20時) (レス) id: cf5983d7fe (このIDを非表示/違反報告)
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