超、愛してる！２【宇野昌磨】 (ページ4)

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４８話ページ4

隣でおにーさんがコーチ・・・と呟いたので、きっと彼女はおにーさんの先生なんだろうと思っておく

「昌磨、この子がさっき言ってた教室に参加してくれる子ね？」

大樹がおにーさんの後ろに隠れる

「そうです」

そんな大樹なクスッと笑ってしまう

「お名前は？」

大樹と同じ目線までしゃがんで話してくれるコーチさん

「たちばなだいきです」

「えらいわ！今日はよろしくね」

おにーさんの左足に隠れながらも自己紹介をした大樹の頭をくしゃっと撫でて立ち上がるコーチさんが私のほうへ向く

「だいきくんの・・・お姉さん？かしら」

『はい、姉です本日はよろしくお願いします』

ぺこりと頭を下げる

「ええ、こちらこそ！本当に助かったわ、あ、私は昌磨のコーチの樋口美穂子です、よろしく

だいきくんはスケート初めて？」

『そうですね・・・テレビで見たことがある程度で、全然やったことがないです』

「そう、きっとだいきくんもスケートを好きになるわ」

おにーさんがエナメルバッグからジャンバーを取り出し大樹に着せてくれる

そんな大樹とおにーさんを、初めてあった時の昌磨にそっくり、と呟きながら微笑ましい目で見ている