69話 ページ25
「季樹くんは、昌磨が一緒に暮らしてもいい?」
「うん!いいよ!!」
お母様に聞かれ、即答する季樹がさらに続ける
「んとね、えっとね・・・りきね、おにーたんだいすき!あとね、はるにいも、なつにいも、あきにいも、ふゆにいも、だいにいも、みーんなおにーたんだいすき!」
昌磨が、満面の笑みで昌磨に抱きつく季樹を照れくさそうに受け止める
「昌磨、くれぐれもご迷惑をおかけしないように!お父さんと樹には、私から言っておくけど昌磨も一言何か言っておきなさい」
「え、じゃあ!・・・ありがとう、母さん」
「ねーた、おにーたん、ずっといっしょ?」
昌磨に抱きついている季樹の頭を撫でる
『うん!季樹が保育園に行くようになる頃も、家にいるよ』
全身で喜びを表現する季樹をみて、昌磨と笑い合うとお母様がくすくすと笑っている
「・・・なんだよ母さん」
「だって・・・なんだかおかしくて」
なにがだよ!と昌磨が反抗する
「今の状況って、結婚の挨拶みたいじゃない?」
その言葉に昌磨は赤面し、私は確かに!とふきだす
「Aさん、昌磨がご迷惑をお掛けしますがどうかこの子をよろしくお願いします・・・昌磨!たまには帰ってきなさいよ?」
深々と頭を下げ、昌磨に一言言うお母様に、二人で強く頷く
「さぁ!やることは沢山あるわよ!」
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作者名:カイリ | 作成日時:2019年9月14日 19時