超、愛してる！２【宇野昌磨】 (ページ20)

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６４話ページ20

「母さんが、お礼とこれからの話をしたいから家にきてって・・・」

『わかった、準備するから待ってて！』

「えっ？」

困惑した顔をしてる昌磨を気にせず着替えに行く

さすがにいつもみたいにラフな格好では行けない

お客様から貰ったけど、着る機会がなくてあまり着ていなかった清楚な白と紺の長袖のワンピースに着替えてグレーのコートを準備する

いつもより控えめな化粧をし、髪をゆるく巻いてハーフアップにする

昌磨から貰った腕時計をして、お客様が誕生日にプレゼントしてくれたワンポイントネックレスをつけ、白い小さなバッグに必要そうなものを入れる

タンスから季樹の服を出してリビングに戻る

『季樹おいで、お着替えするよ』

いつもと違う雰囲気の私を見て不思議そうな顔をしてる季樹の服を脱がせる

家の中だからといってＴシャツに短パンで過ごさせてたけど、寒い外に合わせて白いセーターと紺色で、おしりに白い星がプリントされたズボンを履かせる

『よし、準備出来たよ、いこ！』

「いやいやいや、いいの！？なんかいつもと全然雰囲気違うし・・・」

可愛いけど・・・と呟く昌磨の手を引いて玄関へ向かう

『善は急げだよ！ね？季樹』

「いそげーーー！」

『ほらね？』

戸惑いながらも靴を履く昌磨を見て、自分に踵の高くない白いパンプスを出し、最近自分で靴をはけるようになった季樹にスニーカーを出す