作られた物語 ページ15
…私が藍を殺すのを予想してたってこと？
というか、確定付けていたの…？
私はお母様が作った物語の上を綺麗に歩いているんだ。
お母様は私を主人公として物語を作っているんだ。
そんな本があるなら全てのページを塗りつぶしたい。
怖い。お母様の思い通りに動いている私も怖い。
嫌だ。嫌だ。もうこんな人生嫌だ。
自由な道を歩くことができない。
未来を決められない。
過去を塗り替えられない。
こんな長い間箱の中に閉じ込められてるんだ。窒息死するのかもわからない。
あの頃に戻りたい。
キリさんも藍もいた笑顔溢れるあの頃に。
―カサッ
｢？｣
これ…
――――――――
『お久しぶりです。姫野です。メールを打つのがなかなか無いのですが、もうダメです。助けて』
奏…。
もう何年もたつ。メールアドレスを変えている可能性の方が高い。
―ピッ
え、嘘、もう来たの！？
『わかった』
……やっぱり、他の人に送っちゃったかな。
どこかも送ってないのに助けてくれるわけがない。
ないんだよ。
｢愛｣
｢え？｣
振り向くとそこには…
｢あ、いちゃん｣
｢キリさん…？って、え？殺されちゃったのでは…？｣
｢それが…ね。｣
キリさんの視線の先をたどると、一人のスーツを着たお兄さんと視線があった。
この人…なんか見覚えが…？
ってかその後ろにいる子！！あれ舞さん…だよね？
綺麗になっているからわからないけど…たぶんそうだろう。
｢えっと…どちら様ですか…？｣
｢あれ？俺、呼ばれたよね？｣
｢へ？｣
｢奏だよ、か、な、で。｣
｢かな…で…？｣
嘘…。私…絶対会えないって思っていたのに…！！
｢俺、警察行ったんだけど、あまり何も言われなくてさ。警察署出た瞬間スーツ着たヤツに声をかけられたわけ｣
｢それで…今ここに…？｣
｢そ。｣
これは…夢ではない。
ほっぺをつねっても痛くない。
本当に本当に助けてくれたんだ。
いや、違う。
助けてくれていたんだ。
ずっと前から。
私が苦しむときから。
感情を失ったときから。
ずっと。
｢待ってたぞ？連絡してくるの｣
｢そ、そうですわ！私も…｣
｢舞さん…｣
気づくと私の頬には涙が流れていた。
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+プラス+(ハイキュー！！厨ｗ）(プロフ) - ホノミ エクレアさん» 本当ですか？良かったです！！もし本当に追い込まれたときかあったならいつでも言ってくださいね。力になりたいので…。余計なお世話ですみません。 (2016年12月25日 20時) (
レス) id: d9e23cfce7 (このIDを非表示/違反報告)
ホノミ エクレア - これで私も親に逆らう勇気をもらえそうな気がします!！ (2016年12月22日 21時) (レス) id: 6009e5d8d6 (このIDを非表示/違反報告)
+プラス+(ハイキュー！！厨ｗ）(プロフ) - 仮面ガールさん» 仮面ガールさん、コメントありがとうございます！私やっぱり鎖の少女良いですよね〜！！ちょっとダークな感じがまた……！！ 頑張って投稿していきますので、応援よろしくお願いします！！！ (2016年8月21日 10時) (レス) id: 15f41fcfc8 (このIDを非表示/違反報告)
+プラス+(ハイキュー！！厨ｗ）(プロフ) - サユラさん» サユラさん、コメントありがとうございます！私の小説で鎖の少女を知っていただけている現状に少し驚いています…笑 これからもがんばります！！応援よろしくお願いします(*^^)v (2016年8月21日 10時) (レス) id: 15f41fcfc8 (このIDを非表示/違反報告)
サユラ - これを読んで鎖の少女を知りました！めっちゃいい曲ですね！更新頑張ってください！ (2016年8月19日 23時) (レス) id: 169d5d9e98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+プラス+ | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/Purasu2525/
作成日時：2016年8月18日 19時
