31 ページ32
安元side
江口「マジで…。」
あの後、それぞれ別の仕事場だった為また今度って事で別れ現在。
安元「悠木さんがな〜」
江口「心臓バックバクですよ。」
安元「でも西山もな。」
江口「何も知りませんからね。」
あの2人がやべぇ。マジで。
江口「………てか安元さん。そろそろ好きかどうかハッキリした方が良いですよ。」
安元「あ？あぁ…」
神家さんか。
江口「安元さんは神家さんのどんな所が気になってるんですか？」
江口が目をキラキラさせて聞いてくる。
江口の目がこんなに光ってるのは滅多にない。
安元「ん〜まぁ、あれだな。1番は楽しいんだよ。一緒に居ると。気が楽っつうか。」
江口「ほ〜お。」
安元「別に江口と……女性で言うと悠木さんとか田中さんと居て楽しくないって訳じゃないけど…なんか神家さんは違うんだよ。
なんか…うん。あとは良くも悪くも思い切ってる所だな。
こんなおじさんを自分家に入れて自分のベットで寝かせるなんて普通しねぇだろ。」
江口「でも確かに神家さん女性ですし、普通は男性を自分のベットとは行かないかもですね。」
安元「かもじゃねくて絶対ねぇだろ。まぁ、そう言う思い切ってる所はすげぇって思うわ。俺が女だったら10歳も離れてるおじさん絶対家入れねぇもん。」
江口「じゃあ憧れ的なあれですかね。」
安元「かもな。あと、なんか心配なんだよな。」
江口「心配？」
安元「あんなにしっかりしてるけど、いざと言う時神家さんは誰かに頼れるのかって。
ほら、大人数で飲んでる時も一言を喋らず1人みんなを見てて。そん時の顔がすげぇ悲しそうでさ。神家さん初対面の人と大人数居るの苦手だし。話入れねぇんじゃなかったかな〜って。なんかほっとけないっつうか……。」
江口「…あ、それで神家さんに話しかけて外行ってたんですか。」
安元「え？」
ちゃんと見てましたよと笑う江口。
江口「正直俺、神家さんに何話しかけたらいいか分かんなくて。悪い事しましたね…。」
安元「俺そのおかげで助かったから何も言えねえけど。」
江口「まぁ、男性が好きな女性を守ってあげたいっていう感じじゃないですか？」
安元「……かもな。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：糸丸子 | 作成日時：2021年8月19日 9時
