28 ページ29
舞「あれ、Aさん！」
「舞ちゃん！」
安元さんの家を出てしばらく歩いているとばっかり舞ちゃんと会った。
舞「こんにちは。Aさん、今日休みですか？」
「え、いや〜家に忘れ物しちゃって。」
あははと笑って誤魔化す。
舞「でも、Aさん家反対方向じゃないですか？」
「え、えっと〜今！今取りに帰ったところなの！そう！」
舞「ふーん……。」
怪しんでるな……まぁ、当たり前だけど。
「じゃあ！」
舞「あ、はーい。」
私は早歩きで舞ちゃんから離れた。
＊
しばらくして。
ちゃんと服にも着替えてメイクも直し家を出た。
スマホを確認すると安元さんからちゃんとメッセージがきていた。
良かった良かった。
さ、仕事行きますか。
＊
舞「Aさん！」
「おぉ、舞ちゃん！」
また会ったね〜！なんて話してると後ろに気配を感じた。
悠木「私も居るよ〜」
「わっ………碧さん！」
悠木「チッス！」
舞＆A「チッス!!」
江口「あ、お2人ぃ！」
「あっ、こんにちは江口さん！」
「こんにちはー！」
安元「おぅおぅ、元気だな。」
舞「安元も！やっぱり皆さん一緒に居るんですね〜」
中村「………めっちゃ出にくいんだけど。」
舞＆A「えぇぇぇぇ?!」
突然の中村さんに私と舞ちゃんはお互いの肩を掴む。
ちなみに中村さんとお会いするのは初めてです。
中村「あ、中村悠一でーす。」
「神家Aです！」
舞「田中舞です！」
中村「……そんな怖がらなくても。」
江口「威圧感〜」
悠木「……ありますね〜」
中村「いや、安元さんの方がありません？」
舞「……あぁ〜」
安元「あぁなの?!」
悠木＆江口「分かります。」
安元「おい。」
え、そうなの？
「………いや〜？私はそう思いませんけど？優しい感じじゃないですか？」
と言うか中村さんの目が怖い。
ハイライト…。
悠木「………おぉ。」
「………おぉとは？…あとなんでそんなニヤニヤしてるんですか？」
江口「まぁ、ねぇ。」
中村「ふーん…。」
え、何私殺されるの？
中村「神家さん面白いな、その後ろの田中さんの顔も面白ぇけど。」
後ろを向くと舞ちゃんは何とも言えない顔をしていた。
舞「え、そんな変な顔してます？」
「うん…なんか…うん。」
舞「えぇっ？！」
中村「ま、とりあえずよろしくお願いします。」
舞＆A「よろしくお願いします。」
でも怖い方では無さそうだな、中村さん。
…いつか一緒にお仕事出来たらいいな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：糸丸子 | 作成日時：2021年8月19日 9時
