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安元side
俺自身驚いた。
安元「アイツらがいなかったら普通に喋れるんだな。」
アイツら……じゃなくて。
夜あそびは終わった後色々あって帰る時間遅くなるからな、電話して良かった。
俺は急いで家を出た。
＊
言われた公園に着くとまず最近にベンチで寝ている女性が目に入った。
安元「……神家さん？」
その女性は間違いなく神家さんで。
安元「……綺麗ぇな寝顔。」
俺は神家さんを持ち上げ車に乗せる。
その時、思ってたより軽くて少し心配になった。
女性ってこんなもんなのか？
けど、神家さん痩せ型だしな。
彼女を座らせシートベルトをつける。
……本当に美人。
寝顔も美人とか、モテるだろうな…。
運転しながらそんな事を思う。
実際、彼女の事が好きなのか…いや好きとは何かすかそもそも分からない。
けど、気になるののは確か。
あ〜…モヤモヤすんな、クソ。
安元「………神家さーん、着きましたよ？」
前、彼女の家におじゃました時の記憶しかなかったけど…何とか着いたな。
問題は…。
安元「神家さーん。」
起きない。
勝手に家に入るのは犯罪だしな…鍵ねぇし。
……仕方ねぇ。
──────────
「………ん？」
あたりはもう明るく、夜ではない事が分かる。
現在、私は知らない部屋のベットの上にいる。
……いい匂いする。
あ、ベットじゃなくてなんか料理のね！
「……誰の家だ？」
流れ的には安元さん……でも…??
私は恐る恐るドアを開ける。
安元「………あ、起きました？」
「安元さん?!」
私はその時、少女漫画のイメージがふっと浮かんできて、思わず服装を確認した。
安元「あっ、いや、何もしてねぇからな!」
「分かってます分かってます！そこら辺は信頼してますから！」
安元「あぁ…なら良かった。ご飯たべる？」
「わぁ…美味しそう。」
安元「前、作ってもらったから。」
お皿の上には綺麗な目玉焼き。
味噌汁もご飯も野菜も……。
「凄い…。」
安元「そうか？」
「はい、なんかもう…素晴らしい朝ごはんですね…！」
安元「言い過ぎじゃねぇか？」
ま、とりあえず食べるかという安元さんの合図で、私は席に座らせてもらった。
＊
「あの〜…昨日…もしかして私寝てましたか？」
安元「ベンチでぐっすり寝てたね。」
「あぁぁごめんなさい！」
安元「大丈夫だから、頭上げな。それに、前俺がお世話になったんだし。」
「ありがとうございます……。」
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作者名：糸丸子 | 作成日時：2021年8月19日 9時
