恋模様【安元洋貴】 (ページ26)

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Aside

「あぁ…。」

声優と夜あそびで酒は飲まずプロテインだけを飲むと言うちょっと異様な感じだったが楽しく終われてよかった。

石川「いや～神家さんもジム行ったらいいのに。安元さんも行ってますし。」

「いや、なんでそこで安元さんが」

石川「え、カッコイイって言ってたじゃないですか？」

「えっ?!」

浪川「あれはジム行っててカッコイイ〜♡っていみじゃないの？」

「そうです！」

石川「え〜怪し！だって俺の事カッコイイって言わなかったですもん！」

お酒も飲んでいた石川さんは子供のように駄々をこねた。

「わー、石川さんカッコイイー！(棒)」

石川「棒読みじゃないですか!!!」

「いいえ？」

浪川「wwwwww」

──────────

外はもう真っ暗だったが、星がとても綺麗だった。

「……さ、帰って寝るか。」

眠いけどお風呂にはちゃんと入りたいな～…なんて考えてると。

「ん………電話。こんな遅くに。」

半分眠いとしか考えてなかった為相手が誰か知らないまま私は電話に出た。

「はいもしもし。」

安元「あ、神家さん？」

やっ！

「安元さん！お、お疲れ様です！」

安元「お疲れ様なのは神家さんでしょ。夜あそび見ましたよ？」

「あ、ありがとうございます！」

安元「神家さん、明日筋肉痛は覚悟しといた方がいいかも。だいたいあー言うのは次の日筋肉痛になるからな。マジで。」

「う”っ…。」

安元「…神家さん外…？今から帰り？」

「はい、タクシーで。」

安元「………神家さん。」

「………はい？」

安元「……そこら辺のタクシーはこれくらいの時間になったらほぼ走ってないよ？」

「え。」

時計を見るともう24時近く。

もう終電もないだろう。

かと言って私は車の免許もないため車で帰るのは不可能。

自転車も不可能。

しかし、だからと言って会社に泊めてくださいも駄目だろう。

……詰んだ。

安元「………神家さん？」

「あ、はい。」

安元「帰る手段ある？」

「……ないです。近くにホテルとかありますかね…？」

安元「……俺、迎え行こうか？」

「えっ。」

安元「さすがにこんな夜遅くに女性1人ほっとくのは駄目でしょ。」

「でも…！」

安元「あーいいからいいから。今どこら辺？」

「今…？会社出てすぐの公園近くです。」

安元「分かった、今すぐ行くから待ってて。」

「本当すいません…。」

電話を切った後、ベンチに座り反省。

安元さんに迷惑をかけてしまった。

……とりあえず待つか…。