1話 ページ3
いつもと変わらない日常。
相変わらず纏まりのない授業に俺は退屈になり外を見つめていた。
俺の名前は朱月聡。俗に言う超能力者で「透視」の能力を持っている。
キーンコーンカーンコーン
ちょうど授業の終わりのチャイムが鳴る。その瞬間挨拶もそこそこに俺に突撃してくるやつがいた。
「聡ー!!」
蒼い髪を靡かせ、俺の元に駆けてくるのは青誓 薫。こいつも「念会話」という超能力を持っていた。
大人しくしていればイケメンという何と言うか残念なやつである。
「何だ、お前は」
取り合えず、面倒なので冷たくあしらう。
まぁ、こんなことができるのも俺とこいつの付き合いが幼稚園の頃からだからなのだろう。
「聞いてよ、あの瀬名さんが俺に話しかけてくれた!」
お前は女子か。突撃しといてそれか。瀬名さんと言うのは瀬名紫音さん。無口でクールな美少女と言う感じがある。
で、会話の流れから想像付くだろうが薫は瀬名さんに恋をしている。
因みにその瀬名さんは今窓際の席で本を読んでいる。
「あー、そうか、良かったなー、てかテレパシーで送ればいいだろ…」
俺は瀬名さんを横目に見ながらそう言った。わざわざ来て話すことがこれだ…そんな俺の言葉も無視し、楽しそうに何があったか話している。
どうやら瀬名さんが落とした消ゴムを薫が拾ったことで感謝されたらしい。そういえば席隣だもんな…。
「てかこれをいいに来たんじゃない!」
どうやら本題を思い出したのか、真面目な顔になる。…と言うことは…
「今日、お前に紹介したいやつがいるんだよ。」
そう言った直後に薫は口を開かずに意思を伝えてくる。
そう、念会話を使ったのだ。
(紹介したいっていうのはそいつは俺らと"同じ"部類のやつだ。)
「だから、今日空いてるか?」
今度は口で言ってきた。
薫が言うのだから大丈夫だろう。…少し心配だが。
その思いを隠して、俺はこう言った。きっと、思いなんてバレているだろうが。
「構わないぞ。」
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー超能力(これから増えていきます。)
移動(テレポーテション)
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さっち - ギガさん» ギガさんお久しぶりです!見てくださってありがとうございます!頑張って続き書くので、これからも見ていただけると嬉しいです! (2017年2月7日 12時) (レス) id: 7136e7e12e (このIDを非表示/違反報告)
ギガ - さっちさん、お久しぶりです!この小説を読んでみましたがとても続きが気になりますので、頑張ってください! (2017年2月7日 7時) (レス) id: 85a4488f75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さっち | 作成日時:2017年2月1日 22時