2話 ページ4
「どんだけ待たせるつもりだ…」
俺が待ってろと指定されたのは近所の公園。昔、よく薫と遊んだ記憶がある。
もう高校2年になって数ヵ月経つ。桜の木はいつの間にか桜の花から新緑に変わっていた。
それから数分後。薫が1人の青年を連れてやって来た。見たことがある顔だから、同じ学年だろう。
青みがかった黒い髪をしていて、澄んだ紺の目をしている。
「初めまして、朱月 聡君だっけ?」
彼が最初に口にした言葉。これくらいなら薫に教えてもらったのだと思った。しかし、次の言葉を聞いた瞬間、俺は驚きを隠せなくなった。
「確かこの前のテストで全教科100点を獲得してたよね、あと、昨日俺の教室に来て先生と話してたよね」
何でこんなこと覚えてるんだ。こいつのクラスそもそもなん組だよ、てか行ったっけ…。
俺が不振に思っていると彼ははっと気づいたように言った。
「あ、ごめん、勝手にペラペラ喋って!
俺の名前は深碧 拓望!超記憶力っていう能力持ちなんだ。よろしく!」
超記憶力…確か見たもの聞いたもの全て記憶してしまう能力だ。
それなら頷ける。
「あぁ、そう言うことな。俺は朱月聡。薫から聞いたかもだけど能力は透視。これからよろしく。」
取り合えず、自分も挨拶をした。
しかし頷けないことがひとつ。
薫は心理を読み取ったのか苦笑いし始めた。
「お前らさぁ、どこで知り合ったの」
そもそも二人はクラスが違うし、確か拓望は合気道部の筈だ。どこにも接点がない。
なら、どこで知り合ったのか。それが俺は気になった。
「あー、それは…」
薫は拓望と出会った話をし始めた。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー超能力(これから増えていきます。)
移動(テレポーテション)
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さっち - ギガさん» ギガさんお久しぶりです!見てくださってありがとうございます!頑張って続き書くので、これからも見ていただけると嬉しいです! (2017年2月7日 12時) (レス) id: 7136e7e12e (このIDを非表示/違反報告)
ギガ - さっちさん、お久しぶりです!この小説を読んでみましたがとても続きが気になりますので、頑張ってください! (2017年2月7日 7時) (レス) id: 85a4488f75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さっち | 作成日時:2017年2月1日 22時