２ ページ7
・
「あ、おい！A…先輩っ」
たとえ遅れても先輩付けしてくれただけ良しとする。
私が目を覚ましたのは、きっと保健室。
心配そうに顔を覗き込む大神くんと、
「あー起きたか」と大して心配してなさそうに覗き込んできた佐賀美先生。
「お前、壁ドンされて失神したんだって？」
「しっ…!? 先生、誰がそれを…っ」
「羽風が笑いながら言いにきたぞ」
「…ぐぅ」
本当同じクラスにはロクな人間がいない！
恥ずかしさに悶えていると、さっきまで心配そうに見ていた大神くんが言った。
「お前、壁ドンだけで失神とか男の免疫なさすぎるだろ。プロデューサー向いてねーんじゃねーのか？」
男の免疫だとぉ…？
言葉は冷たいが、少し優しい言い方だ。
それなりに心配はしてくれてるんだろうけど、
大神くん、私は言いたい。
「大神くん特に意識してなかったみたいだけど、よく考えてみて？ユニットメンバーのみんなの前で、キミは女の子を壁ドンしたんだよ？」
この一言だけで、
効いたみたいだった。
大神くんは、ハッとしてみるみる顔を赤く染め
爆発しそうなくらいになると、
ばっと片手で口元を押さえた。
「ばっ…早く言え！俺めちゃめちゃ恥ずかしいことしてんじゃねーか！」
「早く言えって何を!? わかってないのキミだけだったから！」
「てめーが女だってことをだよ！！」
「なっ！そこ!? ていうか超失礼！！」
一応私先輩！！と言い返す。
お互いに顔は真っ赤で言い合いするもんだから、
佐賀美先生は「青春だなー」と呟き保健室を出て行った。
▽ じゃんけんKnights １→←▽ UNDEADの壁ドン講座 １
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 507人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユイ(プロフ) - 凛月と夏目の絡みありがとうございました！ これからも頑張ってください 応援してます！ (2017年8月17日 7時) (
レス) id: 1d44fba4d0 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - ゆうくんをもっとください…ツンデレ (2017年8月17日 3時) (レス) id: 3046be83b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ@リズ(プロフ) - 葉瑠氷さん» ご満足いただけたようで嬉しいです！こちらこそリクエストありがとうございました！これからも是非よろしくお願いいたします…！ (2017年8月17日 1時) (レス) id: 0accffb6db (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ@リズ(プロフ) - 天音さん» こちらこそリクエストありがとうございました！書くのが楽しかったです(笑)最高なんてお言葉感謝しかないです！ありがとうございます！ (2017年8月17日 1時) (レス) id: 0accffb6db (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ@リズ(プロフ) - うさみんとさん» いえ、こちらこそリクエストありがとうございました！応援感謝いたします！！頑張ります…！！！ (2017年8月17日 1時) (レス) id: 0accffb6db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきみ@リズ
| 作成日時：2017年8月10日 23時
