貴族誕生~PRINCE OF LEGEND~

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黒岩先生の提案に二つ返事をし、
明日からの約束で今日は家に帰った。



家に帰りいつものようにご飯を作る支度を始める。



何故かリキくんだけいなくて、



『あれ？お兄ちゃん、リキくんはー？』


シンタロウ｢……ああ、あいつは今風邪引いててちょっと来れないらしい。｣



『…？そっか。』



風邪なら仕方ないか、となにも気にとめなかった。




ただお兄ちゃんの顔に傷がついていたのが気になって仕方がなかった。




シンタロウ｢よし！じゃあ！｣


｢｢｢｢いただきまーす！｣｣｣｣




今日はいつもと違ってみんなが静かで
耳鳴りがしてくるほどだった。




『…あ、あの！あのね！』


私があえて大きな声で話始めると
みんな下向いていたのをやめ私の方を向く。


『私、バスケ部のマネージャーすることになって…』




ゴロウ｢バスケ…って学校のか？｣



『うん！先生が誘ってくれて、
時間も縛られないし、部費とかも集めてないから良かったら、って。』



シンタロウ｢楽しそうじゃねえか！｣


『夜ご飯はちゃんと作るし、帰ってくるのとかは遅くなるかもしれないけど、心配しないでね！』



マサ｢…わりぃな、｣


『ううん！ほらご飯作ることくらいしか取り柄ないし、笑』


場を和ませるため話し始めたのに話終わるとみんなまた下を向いてしまう。




そんなに全日土木やばいの、？



やっぱりマネージャーなんてしてる暇なかったかな……




明日の夜ご飯の支度も終わり部屋に入った瞬間電話がかかってきた。



誰かと思い出てみれば応募していたバイトの所だった。




そこのお店はナイトリングにあるらしく労働基準法など関係なかった。


だから何時間でも働けて何時に帰ってもよかった。



そこからも明日来て欲しいと言われた。



『ちょうどいいや、バスケ終わってから行くか、』



でも確か明日はもうひとつのバイトもあったはず。


カレンダーを確認すると7時から９時半と書いてある。



じゃあ、10時から1時まででいっか、



希望の時間を言ってその日電話を切った。

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