ぶりっ子じゃなきゃダメなんです

プロローグ ページ1

ここはある裏組織。

？「おい、新しい依頼来たぞ。」

『めんどくさい…』

？「頼むよ〜。」

『絶対嫌だ。』

？「えっと確か今回の依頼は、武装探偵社に働いているやつを殺すことだ。
他の奴は殺すなよ。」

『私まだ了承してないんだけど…』

？「頼むって、だって今回のターゲットは、お前の両親を殺した奴だ。」

『！？』

？「どうだ？復讐は自分でやりたいだろ？」

『しゃあねぇな、やってやるよ。』

？「じゃ、まずはぶりっ子の演技の練習だな。」

『？』

？「情報によるとターゲットはお人好しでな。
だからお前がぶりっ子のフリして皆から嫌われるだろう？
そんでお人好しのターゲットだけがお前に近づいてくる訳。」

『そんな上手くできるかなぁ。』

？「じゃ、演技の練習するぞー。
あとは地雷系メイクの練習も。」

『めんどくさ…』

そうやって女の方はゴソゴソと机とクローゼットを漁り、何かを取りだした。

『まぁ見てろってコアラのマーチ。』

？「ギャグが渋い、、、」

そう言うと女は奥の部屋に入っていき、数十分後に、戻ってきた。

元の顔がわからないほど別人になって。

『どうもぉ♡』

そこに居たのは、完璧なぶりっ子だった、。


？「ちょ、お前なんで出来んだよ！？声まで完璧だし。」

『小さい頃面白そうで練習した。』

？「じゃ、1週間後から行ってもらうから。」

『めんどくさ…』

これから始まるショー。


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