庇護対象：妖精声優【男性声優】

指先と保護者 ページ21

　
　




　 『う〜つめた・・』





　 朝と昼の気温差が激しくなり



　 朝は特に冷え込むようになった





　 遊佐「Aちゃんおはよ〜

　 もしかして寒い？
　 空調調節お願いしようか？」


　 『遊佐さんおはようございます

　 大丈夫ですよ
　 身体はあったまってるんですけど
　 末端冷え性で指先が・・』





　 指先が真っ赤になりご臨終寸前である





　 遊佐「ちょっと手貸して」





　 遊佐さんに指先を手で包まれる





　 遊佐「僕の手温かいからあっためてあげるよ
　 こんなに冷たいと台本も持ちにくいでしょ？
　
　 だから，ね？」


　 『あっ…ありがとうございます』


　 遊佐「Aちゃんて指のケアとかしてるの？
　 すっごく綺麗」


　 『いえ，乾燥しないように
　 クリーム塗ってるくらいですよ』


　 遊佐「ほんとに？爪の形もいいし
　 指細いし白いし本当に妖精みたいだね」





　 手を包まれ指先を触られているということは



　 そこそこに距離が近いのである



　 指先が温まる感覚とともに



　 むず痒さと恥ずかしさを感じていた





　 すると





　 安元「遊佐さん俺の娘に近付き過ぎですよ」





　 属性：お父さん




　
　 がそこにいた





　 遊佐「あっごめんね〜安元くん

　 手が冷たいっていうからさ〜」


　 安元「それなら解決なので手を離してください

　 Aちゃん，これ飲みな
　 缶のホットだから持ってるだけで温まるよ」





　 ホットカフェオレなるものを渡してくれた





　 『わ！ありがとうございます…！』
　

　 安元「熱いから火傷は気をつけるんだよ」


　 遊佐「全く安元くんの
　 お父さん度合いには敵わないな〜笑」





　 『あったかい…』





　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





　 この後到着した先輩たちに



　 末端冷え性という話が伝わり



　 両手で抱えるくらいの



　 ホットの缶をいただいた





　 『お気遣いありがとうございます笑
　 一緒にあったまりましょう』





　 遊佐「Aちゃんには
　 保護者がいっぱいだね〜笑」


　 安元「第一のお父さんは俺ですけどね」


　


　

　

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