ハイキュー恋愛短編集part6

東峰旭と。 ページ37

東峰side

俺の彼女は可愛らしい。…こんな俺と一緒になることが、Aにとって幸せなのかは分からないし、自信もないけど、俺は隣にい続けたいから、頑張るしかないんだ。

A『今ひま？年越し電話しよー』

大晦日、23:00頃、そうLINEが来て、俺はリビングでテレビを見ていたが自室へ移ることにした。…面白いテレビとか、好きな歌手を観るよりAと話せる時間のが俺にとっては重要だ。

東峰「…もしもし」
A「はーい、急に電話誘ってごめんね」

そう明るい声が聞こえてきてなぜだかホッとする。久しぶりにゆっくり話せる機会だ。春高についてとか、彼女の近況とか、いろいろ言いたいことも聞きたいところもある。

A「あ！春高！嶋田マートさんに頼んだら連れて行ってもらえることになったの！」

俺が部活について話したら心底嬉しそうにそう告げてくる彼女がなんとも可愛らしくて。…春高に応援に来てくれることも嬉しくて。

東峰「…あーー、もう2018年3分しかないじゃん」
A「今年もありがとうございました！」

いろいろと話して時計を見ると、もうそろそろいい時間。Aはカウントダウンを始める。釣られて俺も一緒にカウントダウンをする。…テレビの前じゃないし、有名なアイドルの声じゃないけど、すごく安心したし楽しかった。

東峰「3、2、1！あけま」
A「お誕生日おめでとう！！！」

…彼女にとって1月1日はお正月ではなくて、俺の誕生日だったみたいだ。

end

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