鳥籠の中の少女 Part.7【完結】 (ページ4)

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彼の後ろについて行って、ふと端の方に涼太先輩が壁に寄りかかって座っているのを発見した。

涼太先輩は、顔がめちゃくちゃかっこいい。

確かモデルをやっているらしい。

バスケが上手くて、モデルなんて、本当に素敵。

でも今日の涼太先輩は、どこかテンションが低い…？機嫌が悪い、ような。

「涼太せんぱーーー」

「花咲。」

元気付けようと彼を呼ぼうとしたら、赤司先輩に止められた。

どうしたんだろうと振り向けば、赤司先輩はこちらに向かってきていた。

「涼太の事は気にするな。大輝がいない時はいつも機嫌が良くない。」

「あ、そうなんですか？分かりました…」

大輝先輩の事凄く尊敬してるみたいな事を前言ってたし、仲良いんだなぁ。

私はそんな軽い気持ちで納得した。

「赤司君。面白い発想ですね。」

「ユーモアに溢れていると捉えてくれないか。」

2人はよく分からない声掛けをしていたけれど、特に気にせずてつや先輩にパスを出すためボールを取りに行った。